サンフレッチェ広島からアルビレックス新潟に期限付き移籍した野津田岳人が4月6日、Jリーグナビスコ・カップ1次リーグで実戦デビューした。
アルビレックス新潟はホームのデンカビッグスワンスタジアムで川崎フロンターレと対戦。前半だけで3点を失い、0-5で完敗した。
野津田はトップ下の右サイドでスタメン出場。しかし0-4の後半10分に交代した。
野津田は昨年12月のクラブワールドカップ1回戦、オークランドシティ戦で右足を痛め、有力視されていたリオデジャネイロ五輪最終予選メンバー入りを逃した。
サンフレッチェ広島内での競争も激しく、出場機会を増やし、五輪代表メンバーに再び名を連ねるためにアルビレックス新潟移籍を決意した。
だが、広島生まれでサンフレッチェ広島ユース育ちの野津田にとって、この選択は大きな賭けでもある。セットプレーでも威力十分の左足のポテンシャルは広く知られているが、その能力を周囲に認めさせることができるかどうかは、チーム内での連携の良しあしにかかっている。
アルビレックス新潟はナビスコカップBグループ7チーム中、現在5位。Jリーグ第1ステージでは勝ち点7の8位。
4月11日から13日まで、U―23日本代表候補メンバーは静岡県内で合宿を行う。野津田も招集され、最終日の13日にはJ2清水エスパルスとの練習試合が予定されている。
この道を選択して良かった!と、あとで振り返ることができるように…。広島からも”みんな”がその動向に注目している。