NTT西日本ソフトテニス部女子の活動休止を4月10日付の中国新聞朝刊が伝えた。
NTT日本ソフトテニス部は電電中国時代の1985年に創部。国内を代表する名門として代表選手を輩出し、1994年の広島アジア大会でも金メダルを獲得するなど大活躍した。
しかしNTTへの組織の移行後、「企業スポーツ」としての存続の危機を何度も迎えて、2000年前後には「廃部か?それとも…」という状況に追い込まれた。
関係者の努力もあり、今日まで運営形態を変えながらも存続してきた同部だが、8日に8人の女子選手が全員、退部した。
退部した8人のうち二人は引退した。残る6選手は練習より集中できる環境にある北広島町を拠点とするクラブチームで活動することになる。
4月1日、新たにクラブチームを設立したのは、NTT西日本の中本裕二元総監督。中本元総監督は「企業スポーツ」と「競技力向上、普及・充実」の狭間で長年、揺れてきた。
19日にある県選手権には新チームで参加する。ただし、企業チームが対象の日本リーグには参加できない。