全国高校駅伝の男子は12月25日、京都市の西京極陸上競技場を発着点に7区間、42・195キロで行われ、大会3連覇を狙った広島の世羅は2時間5分49秒で7位だった。
優勝は岡山県勢初となる倉敷でタイムは2時間2分34秒。昨年3位だった倉敷は予選で全国トップのタイムを叩き出し「優勝候補」の一角として期待どおりの走りを見せた。4区でレースの主導権を握るとそのまま逃げ切った。
昨年、大会新記録で64年ぶりの連覇を果たした世羅は1区(最長10キロ)に配した吉田圭太主将(3年)が5キロを超えた上りで先頭集団から遅れ始め、19位でタスキ渡し。この時点で先頭の佐久長聖(長野)とは1分11秒差となりその後のレースを難しくした。
世羅は第2中継所を15位で通過。ここで3区のデービッド グレ(2年)が区間2位の快走を見せ一気に4位へ浮上。その後も大会連覇の意地と粘りでタスキを繋ぎ、8位だった同校女子に負けない7位でフィニッシュした。