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2017年08月17日
編集部

中村奨成3ラン、エース平元銀次郎8回1失点、広陵バッテリー軸に4季連続甲子園の秀岳館撃破

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(第99回全国高校野球選手権大会第8日第1試合、8月17日、甲子園)

夏初制覇を目指す広陵(広島)が、4季連続甲子園、3季連続ベスト4の秀岳館(熊本)を6-1のスコアで退け3回戦に進んだ。

投げてはエース平元銀次郎が8回をソロホームランによる失点のみに抑え、九回山本雅也という左腕リレーで締めた。打っては平元とバッテリーを組む中村奨成が今大会3本目となる柵越え、3ランなど3安打を放って勝利を呼び込んだ。

広陵は夏史上最多7度の優勝を誇る中京大中京(愛知)を1回戦、10ー6のスコアで撃破したが、これで2試合続けての大物食いに成功、中1日での3回戦では11年連続14度目の出場となった聖光学院(福島)と対戦する。

中京大中京戦2ホーマーの中村のバット勢い衰えず

中6日での難しい調整を強いられての2回戦登場となった広陵だが、初戦で10得点の打線はこの日も快音を連発した。

初回、中村がレフト線に痛烈な当たりを飛ばして二死二塁。得点には至らなかったが秀岳館先発の川端健斗にプレッシャーをかけた。

二回にも先頭の佐藤勇治が四球で出塁。1回戦でホームランを打っている佐藤を秀岳館バッテリーは警戒せざるを得なかったのだろう。続く大橋昇輝が送って、打席には七番吉岡広貴。左対左の対決でも打球は見事センター前へ…。しかしホームを狙った佐藤は好返球の前にタッチアウトになった。

広陵の先制点は四回。先頭の中村がレフト前ヒット。第1打席では真っ直ぐを仕留めたがここではカーブを引っ張った。

四番加川大樹は送りバント。これが川端のミスを誘って二死二、三塁となったところで今度は川端がワイルドピッチ。中村がホームに還ってきた。

1回戦不完全燃焼だった平元、持ち味を発揮

広陵先発の平元は中京大中京戦で大事に行き過ぎた反省から、少ない球数で積極的にストライクゾーンに、しかも低目にボールを集めた。序盤3回で許したヒットは2本。球数は初回11、二回14、三回13の計38球。ワンバウンドするスライダー、アウトローのストレートで三振も4つ奪った。

しかし1点リードの五回、八番幸地竜弥に112キロの変化球を左中間スタンドまで運ばれて試合は振り出しに。そのあと連打で二死一、二塁のピンチを招いたが、三番木本凌雅を低目の真っ直ぐで中飛に打ち取った。

迎えた七回、大橋、吉岡の連続ヒットと送りバントで広陵、一死二、三塁の大チャンス!ここで平元、2球目の時スクイズ…、正面へのグラウンダーを前進してきた川端が取り損ねて(記録は内野安打)勝ち越しに成功すると、一番に戻って高田誠也の二ゴロもタイムリーエラーとなって2点目が入った。(広陵3-1秀岳館)

その裏、平元はイニング途中で水分を補給するなど、足に不安を抱えながら秀岳館打線を3人で抑えた。続く八回も2本のシングルヒットを許しながら踏ん張った。

九回、広陵は先頭の平元に代打村上嘉一を送り、秀岳館二番手の田浦文丸からの追加点を狙いにいく。高田誠も中前打して送りバントを挟み打席には前の打席で田浦に歩かされた中村。その初球、134キロの低目を強振すると打球はレフトスタンドへ、ダメ押しの3ランとなって消えていった。(広陵6-1秀岳館)

大量5点のリードで九回のマウンドに上がった広陵二番手の山本は外角低めに変化球集める見事な投球で秀岳館の反撃をヒット1本に抑え、1回戦に続いて熱戦を締め括った。

なお、プロ注目の中村は甲子園2試合で9打数7安打3本塁打。今大会での退任を決めている秀岳館の鍛治舎巧監督は「ポイントの中村選手に3本も打たれたのが大きかったです」と話し「完敗です」と潔かった。

広陵・中井哲之監督談話

こういう展開は考えていなかったんですけど、平元がていねいにていねいに放ってくれた結果だと思います。緩急をつけながら低目にていねいに放ってくれたと思います。(七回に足がつったところは)大丈夫じゃなかったんですけど、本人がどうしても投げると言うので、ちょっと引っ張って打順が回ってきたところで代打を出しました。あまり得点はできると思ってなかったので、スクイズも練習してきましたし、中村には甘い球を思い切っていけと言ってたのがたまたまうまく行きました。(聖光学院は)ずっと甲子園に出ていらっしゃいますしそつのない野球をされるのでこちらもミスのない野球をしたいと思います。

平元投手の話

点を取れても慌てませんでした。相手はいいバッターばかり。きょうは楽しもうと思って投げました。ストレートは指にかかってキレていました。変化球は見極められていたので、ストレートをコーナーに投げる意識でいきました。強いチームなので次も楽しみたいです。

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