2015~2016Vプレミアリーグ男子、第1レグ第4戦 です。
我がJTサンダーズは鳥取県米子産業体育館にて東レアローズ と対戦しました。
東レはこれまで上位4チームに常に入っていた状況から一転、昨シーズンは第7位となり、チャレンジリーグとの入れ替え戦に出場する、という…
悲願の初優勝を決めたJTとは真逆の経過を辿った一年でした。
きっかけは昨年12月の、天皇杯開催中に、全日本チームにも選出されていた主力選手が試合会場に現れず、連絡もなく何をしてたかは警察からの連絡でわかった「事件」でした。
監督は1シーズン謹慎となり、一昨年シーズンまでは現役プレーヤーだった人が監督代行で戦うという苦しい一年でした。
今シーズンは小林監督も復帰。助っ人も今シーズン新しく加入し、
昨シーズンはセッターとリベロの世代交代は行っていたので、全体的に若返りが完了した形になりました。
試合結果は、
22-25
25-13
25-17
31-33
12-15
セットカウント2-3で悔しい敗戦。
負けはしましたが、pointは1ゲットしました。
JTサンダーズのスターティングメンバーは第1戦~3戦までと同じで、
WS 越川・八子
MB 筧本・安永
S 深津 OP レオ
L 唐川。
ビスコ監督は余程のことがないと、スターティングメンバーをいじりません。今年はこのメンバーを主体で行く方針だと思われます。
東レとJTは特徴が“真逆”なチーム。JTは、攻撃的なサーブと越川・レオ・八子の3枚エース。東レは元々守りが堅く、更に控えに守備固め人員がいる。が、攻撃はOPに頼りがち。
第1セットは出だしこそは八子くんのサーブで4-2とリードしたものの、その後ミスが続き6-8と逆転を許すと、追いついては離される状態が続きます。
いつもはJTの得意とする20-20以降の競り合いの時に、レオ・越川にサーブが回って来たにも関わらず、2人とも失敗…。22-25でこのセットを落とします。
第2セットは前セットの鬱憤を晴らすかのように、出だしから連続ポイントで6-0!終始JTのペースで試合を運び、終わって見れば、25-13の大差がついて、セットカウント1-1としました。
第3セットも、JTリードで試合を進めていきますが、サーブのミスやアタックミスなどがちらちら出てきて、何だか嫌な感じだったんですよね…。
ですが、相手もつられるようにミスをしてくれていたので、中盤以降グイグイと点差は開き、25-17。ここでポイント1をゲットすることは決まりました。
大事な第4セット。
…ここにきて、攻めるサーブがことごとく失敗。八子くんのアタックが殆ど決まりません。15-18と3点差に開いた時に、ネット下で接触事故!八子くんが一旦ベンチに下がります。
16-20 東レが20点台に乗った時に、4点差…。「正直厳しい…」とここで3試合連続のフルセットになるだろう、と覚悟はしました。
いつもビスコ監督が言ってるんですが、出番の少ない若手の控え選手が、出場した時に、どれだけのエネルギーを出せるか、が重要なのです。それがチームの勝利に繋がるし、自分自身のアピールにもなる。
代わりに入った吉岡くんが特別目立ったわけではないけれど、「…八子が居なくなった」と思わせない、チームへの溶け込みっぷり!20-20のイーブンにもつれ込みます。
21-21になった時に、八子くん復活!!あぁ~頼もしくなったなぁ~、と思いました。
ですが、東レ、粘る粘る、ネバネバ。4点ビハインドから追いつきマッチポイントを奪ったJTも凄いのだけれど、合計5回もマッチポイントを握りながら、勝ちきれなかった、逃げ切らせてくれなかった、東レにやられました。
第5セットは5-2から5-5に追い付かれてから後は、一度もリードを奪えず…。
粘り負けです。
ビスコ監督のことです。東レの新しい助っ人“ニコさん”の対策も含め、次回対戦するときには、JTらしさを発揮できる作戦を考えると思います。
調子の浮き沈みはシーズン通してあるもの。今は、越川主将もレオさんも揃ってサーブの調子が悪いですね。ボール変わってますしね。モルテンの方が好き(得意)な日本人選手が多いので、今年は敵のサーブにも苦しめられるでしょう。
八子くん!サーブレシーブ練習しないと!
毎回フルセットの辛い戦いの中で、あ、これはいいなと思ったのは、ポイントを取った時とかにコート中央で円陣を組んで声を掛け合ってるんですけど、去年までは、越川主将以外ではその役割は酒井さんであり町野さんだったんですね。でも酒井さんはもう居ないし、町野さんはスターティングメンバーから外れていることが多い。
今シーズンは、レオさんが声掛けをしているシーンが非常に多い(多分、英語で)。これまでの助っ人さんは、イゴールもハリー(ゴメス)もそんなことしたの見たことない。
しかも、レオさん、212cmの高身長なのに、フォローのレシーブやブロックフォロー、繋ぎのために走ったり、サーブレシーブもしたり!とにかく、いい人過ぎです。
この状態で、負け続けてはいない(サントリーのように…。サントリー今日も0-3負けで、開幕から4戦全敗ポイント1。)というのが凄いと思う!
合成が今日も勝ち、全勝で1位。JTはセット率の差で、4位まで後退です。
11/15(日)は、今日堺ブレイザーズとフルセット戦い、まだ勝ち星のない、FC東京と対戦です。
確実なバレーで、キッチリと勝ち点を取っていきましょう!
文責・JTサンダーズ「ブログウォッチャー」ちゃこ