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2016年09月07日
編集部

9月8日のマツダスタジアム、広島戦チケット高騰!過熱、熱狂の中で逮捕者も…、”カープ記念日”を前に応援のありようをファンの声から考える

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超満員なのにすいぶん空席が目立つマツダスタジアムビジターパフォーマンス(9月7日)

 

優勝マジック「2」とした広島はいよいよ9月8日にも25年ぶりリーグ優勝の美酒に酔う。広島県内はすでに祝賀ムード一色。さらに東京都内でも広島のキャンプ地・沖縄などでも優勝の瞬間をみんなで見届け喜び合おうと様々なイベントが用意されている。ちなみに那覇市内のパブリックビューイング会場はすでに予約で満席である。

しかし過熱する「カープ人気」が「熱狂」を生むことで様々な弊害が生じ、またトラブルも続出している。

ちなみに8日のマツダスタジアムのチケットはネットオークションで10万円以上も当たり前、中には30万円というものまで出回っている。普通の料金感覚とはかい離している。

すでに社会問題化して久しいチケットのネットオークション出品だが、現状では効果的な対策は不可能。一方で「チケットが手に入りにくい」という慢性的な今の状況がファン心理に働くことで「チケット詐欺」によるトラブルを誘発、すでに被害届のあったものについては広島県警が動いて容疑者逮捕という事案も発生している。

被害届けを出さずに泣き寝入りというケースも相当数あることはファンの発進する情報を見渡していけばます間違いない。実際にどれだけのトラブルが起こっているか把握したものはないだろう。

こうしたチケットにまつわる金銭トラブル、金銭搾取事件は今に始まったことではないが、この先、クライマックスシリーズ、日本シリーズと進んで行けばどうなるのか?と考えさせらえてしまう。

また、ファンの行為自体が様々なトラブルを招く事態となっており、その傾向は年間指定席が完売となった昨シーズンあたりからより顕著になってきた、と多くのファンが語っている。

ひろスポ!にも多くの声が寄せられている。そのうち8月18日に届いたメールでは次のような問題点が指摘されている。

以下原文のまま

 

カープ球団、広島市役所など色々当たりましたが全く関心がないようなのでこちらにメールします。 一部でもいいので取り上げていただけませんか?

チケット不正入場 
日付が違っても入れる。
開門ダッシュの時は人が多いためチケットが切られない事がある。
チケットが少ししかついていなくても入れるので一枚のチケットを2回使う事が出来た事もあった

入場の場所取り
苦情が多いが、球団は注意しているといいながら一切注意していない
早い時は試合の23日前から場合取りされている
今日からやっと場所取りのシートの撤去を開始
週末の試合は徹夜で泊まり込む人もおり、夜間にテーブルやイス、蚊取り線香が置かれ宴会をしている事も多い
火を使う事は禁止ではないのか?
近所から苦情があるのに放置

自由席占拠
新聞に自由席占拠の問題が中国新聞に二度取り上げられたが監視の人が何度かいただけで注意するわけでもなく状況を見ていただけである
粘着テープなどでの場合取りは禁止されているが注意した事もない
またチケットに記載された座席以外で観戦しないようあるが、半券を使い指定席や逆に自由席に座り観戦している
コンコースや座席間の通路や階段などは自由席の座席争いに敗れた人がイスやシートを持参して観戦しているため歩くスペースが少なく迷惑である
逆に指定席上段にいて立ち上がると立ち見の人に邪魔扱いされる
災害が起きた場合、逃げ道の確保がされていない

※ボードを頭上に掲げる
規定の大きさがあるにも関わらず明らかにそれ以上の大きさのボードを頭上に掲げる
試合が見えないのに係員に言っても注意しない

 

いずれの一部の行為は試合観戦契約約款に記載されているにも関わらず一切注意されていない。 なぜ問題視しないのか?
チケットが完売続出の今、ぜひ取り上げていただきたいです。
お願いします。

メールは以上

ここにある内容のすべてを確認してはいないが、確かにマツダスタジアムでの広島戦を観戦する際に、チケットの確認作業が完璧な状況ではないことは以前からファンの間で問題視されてきた。

ただ、本来ならそれは入場・観戦する側のモラルや意識の問題でもあり、入場システムの隙を突いて自分の好きな場所で応援しよう、ということであれば、もうそれ自体が非社会的、あるいは反社会的行為である。

その典型例がビジターパフォーマンスのチケットで内野自由席を利用するカープファンの存在が当たり前のようになっていることだ。約款に書かれていることを順守すれば、決してそういう話にはならない。

さらにひどいのは「その自由席の席捕りをするから席取り代金3万円…などという輩までいる」(年間指定席を毎年買って応援してきたファン)という状況が生じていることだ。「こういうことだと自由席はなくなってしまうのでは?」と危機感を募らせているファンも多いという。気軽に立ち寄って、ちょいと自由席で…というかつての旧広島市民球場時代の応援スタイルはこの先も不可能なのだろうか。

こうした野球観戦にまつわるトラブルに巻き込まれないためには、金銭授受に関する非正規のやりとりはシャットアウトして、スタジアムで応援したいのはやまやまだが、無理ならパブリックビューシングなど、別の応援スタイルも模索するしかない。

また、国内最高のボールパークと称されるマツダスタジアムでの試合観戦をより有意義なものをするためには、それぞれがルールに則ったスタイルの応援をする。それしか最終的には悪質な観戦者を”完封”する手立てはない。

スタジアムを運営する側、球団サイドもマツダスタジアム供用開始から8年で見えてきた改善すべき部分について、例えば内野自由席の試合中の出入りのチェックの強化などできるところからは手をつけないと、「苦情をどこにも聞いてもらえない」と訴えるファンにとっては無用のストレスを感じながらの応援が続くことになる。

また実際のトラブルについて、地元メディアの扱いが小さ過ぎるため問題解決までに時間がかかっていると考えることもできる。中には過熱したカープ人気のマイナスの側面を避け、わざわざ別角度から報じるケースもある。

ネット上には既存のメディアが報じない、カープファンの厳しい生の声がたくさん飛び交っている。

優勝の夢をかなえてくれる、球団、緒方監督以下首脳陣、カープナインとそこにかかわるすべての人々と、支えてきたファンの「みんなが笑顔になれる」日、カープ記念日にトラブルはまったく似合わない。

最終的には野村謙二郎前監督がかつて言ったように「球場もファンもチームも日本一」というオチになるのがベスト!である。

ひろスポ!関連情報

カープを多角的にとらえ、2004年6月から一日も休まず”ここだけ”でしか読めないコラムを蓄積、なぜ25年間も優勝できなかったか?今季はどこが違うのか?既存のメディアは報じない、どんな問題が内包されているのか?NHKクローズアップ現代カープ特集(9月8日オンエア)の上を行く!?携帯サイト「田辺一球広島魂」
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