6月8日付中国新聞7面、「広場」読者投稿「公権力に不安感募る」の主婦は今、どんな思いで日々のニュースを見ておられるだろうか?
不安はすぐに的中する。
この投稿の主旨は以下の4点。
・広島中央署の現金8572万円盗難事件への広島県警の対応、捜査経緯を明かさぬその姿勢
・愛知県警による容疑者への捜査情報漏えい
・森友学園、加計学園問題での公権力の不誠実な対処
・「共謀罪」法案を急ぐより、公権力を厳しく取り締まる法案早期実現を希望
で、6月8日にそのことを綴った「広島新サッカースタジアム取材班にお叱りの声!中国新聞投書にも、広島中央署盗難ほか”公権力に不審募る”の声」の記事をひろスポ!に掲載したあと、とんでもないことになった。
同記事
hirospo.com/pickup/38520.html
まず、福岡県警。警官が妻と子二人を殺害した疑いで逮捕された。早い対応だった。6日朝、3人の死亡が確認され、8日夜には県警幹部が会見して「県民のみなさまに心よりおわびしたい」と述べた。
事案は違えど、広島県警の巨額盗難事件と対照的な展開である。付け加えるならネット上でこの警官の殺害容疑についても「不思議なことがある」「コナンなら…」の声が上がっている。
「広島新サッカースタジアム取材班にお叱りの声!中国新聞投書にも、広島中央署盗難ほか”公権力に不審募る”の声」の記事で記したように、福岡警察官の事件では「あれっ?」とみんな、すぐに気付いたのである。
加計学園問題では、野党の追及に対してまったく暖簾に腕押しだった文科省が一転、再調査の方針を明らかにした。もちろん”やるふり”だけでかわそうとする可能性が高い。ただ、さすがに世論の声を無視できなくなった。世論も「あれっ?」の思いを日に日に強くした。あの菅官房長官の物言いを見ていれば当然だろう。
文科省の一件を広島のサッカースタジアム問題に投影するなら、市民・県民の声や思いが大きければ「公権力」も一度、立ち止まったり、もしかしたら考えを改める可能性もゼロではない、ということになる。
だが、サンフレッチェ広島が4年間で3度もJ1王者になり、一時はあれだけ盛り上がったサッカースタジアム建設への機運は今や風前の灯?
なぜか。
答えは市民・県民が盛り上がることのないように、一部「権力」がメディアを操作し、また中国新聞社のような旧広島市民球場跡地におけるステークスホルダーは、社内において旧広島市民球場跡地のサッカースタジアム問題を語ることを”ご法度”にしているから、で、これなどメディアの体を成していない。
違う、というならスタジアム問題世論調査の結果を、紙面で伝えるぐらいはできるだろう。
旧広島市民球場跡地で単発的に行われる各種イベントにも「サンフレッチェ広島を旧広島市民球場跡地に近づけたくない」と考える「権力」の思惑がモロに見てとれる。
その実態が表に出れば、おそらく大騒ぎになるだろう。
加計学園問題では菅官房長官が、告発という手段に出た前文科事務次官、前川喜平氏の「出会い系バー問題」を必死で告発返し?していたが、国民はその滑稽さを理解している。
安倍首相のお友達は加計学園のほかにも大勢いるだろうが、ベストフレンドは読売メディアグループである。ここ2週間の読売新聞一面を観れば分かるが、一度も「森友・加計学園」問題は出ていない。
新聞が落ち目とはいえ、読売新聞は世界最多の発行部数を誇る。安倍首相との蜜月関係は朝日、毎日らライバル紙の怒りを買い、日々、バトルが展開されている。
バトルならまだいい。
メディア後進地域の広島ではバトルさえ起らない。
だから、これまではだいたい「権力」の思い通りに話が進んできた。
今や国内最高のボールパークとして認知されるようになったマツダスタジアムはその典型例といえる。つつけば大変な事実が発覚し、これまた大騒ぎになるだろう。
それが証拠にマツダスタジアムでは、観客席増設の話が出てこない。
県議会で取り上げられたりもしたが、ではなぜ広島市は自ら増設を検討しないのだろうか?
カープ球団のよくわからない理由により、マツダスタジアムのカープチケットは一括発売を続けている。おかげで「チケットゲッター」(再販目的の購入者)暗躍の温床が生じ、広島市民球場なのに市民が思うように観にいけていない。
ならば、スタンド増設しかないだろう?
広島空港、アンテナショップTAU…だけじゃない。
ほっとくと「公権力」はとんでもない失態を犯すが、都合の悪いところは「黒塗り」にしてその場その場を乗り切り、やがて庁舎を去っていく。
中には去ってなお、正義感がその行動を後押しする「前田っち」おじさん(前川氏のこと)のような人物もいるが…
仮に、広島のサッカースタジアム問題における松井市政以降の「再調査」が実施されたなら、どんな事実が発覚するのか?
広島には残念ながら「前田っち」の姿はない…!?
なので、新サッカースタジアム取材班でコツコツと進めていくことにする。
新サッカースタジアム取材班
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