先制ゴールを頭で合わせた瀬戸内の北村(トップ画像、中央奥)
第96回全国高校サッカー選手権広島大会決勝トーナメントが11月5日、呉市総合スポーツセンター陸上競技場と福山市の竹ケ端運動公園陸上競技場で始まった。
呉市総合スポーツセンター陸上競技場の第1試合、瀬戸内対広島翔洋は前半21分、DF小西祐太郎の右クロスをFW北村友和が頭で合わせて瀬戸内が先制。
先制した直後からさらに攻撃を仕掛ける瀬戸内、守る広島翔洋
広島翔洋GK廣兼健太のナイスセーブが続く
先制点の瀬戸内・北村を広島翔洋の#3高梨周平と#5藤本修平がマーク
前半36分、瀬戸内・藤原のシュート、GKにクリアされる
広島翔洋、前半終盤の空中戦もしのぐ
広島翔洋応援風景
スタンドからも歓声が上がり続けた
瀬戸内は後半開始早々にも左CKからDF蛯谷空良が右足で決めて2-0と中押し。
さらに後半24分、キャプテンマークのMF藤原雅弥が潰されて獲得したPKをDF蛯谷がきっちり押し込み3-0。瀬戸内はそのまま逃げ切った。
ドリブルで攻め込む#8藤原主将が倒されてを獲得
PKを決めた#4蛯谷は#3佐野と応援団の方へ駆け寄る
2次リーグでは16チーム中、2番目に多い8得点を挙げた広島翔洋だったが放ったシュートはわずかに2本。後半に入ると攻め手を欠いた。
瀬戸内・安藤正晴監督の話 先制、中押し、3点目といい時間帯に入りました。ただ、次からは相手のレベルも変わってくると思うので、もう一度原点に返って引き締めて、ボールを拾うところとか、突き詰めて来週に繋げたいと思います。
瀬戸内・藤原雅弥主将 試合の内容はまったく悪くなかったです。スタンドの相手チームへの声援がすごかったです。でも、ひとりひとり、落ち着いてやれていました。来週に向けて、自分たちの原点であるセカンドボールを拾ったり走ったり、そのへんをしっかりやって、みんなでしっかり話し合うようにしたいです。
瀬戸内・先制ゴールの北村友和選手 (先制ゴールは)いいとこに上げてもらって、クロス練習はしっかりやっているのでその形ができたかなと思います。サイドから中で得点、は僕らの強みでもあります。次もゴールを意識して常にゴールに向かうプレーをしながら、ショートを打ったり、パスを出したり、個人で負けないようにしたいです。
呉市総合スポーツセンター陸上競技場の第2試合は崇徳が1-0で広島国際学院に勝って準決勝に進んだ。
11月12日(日)、広島市安佐南区の広島広域公園第一球技場で午前11時から瀬戸内と崇徳で決勝進出を懸けてぶつかる。
竹ケ端運動公園陸上競技場の第1試合は新人戦優勝の山陽、如水館ともに譲らず。山陽が前半12分にFW瀬川竜也のゴールで先制すると、如水館は後半19分、DF土釜走太主将の距離のあるFKが決まって同点。1-1のまま延長でも決着がつかず、PK戦となり如水館が準決勝に進んだ。
同じく第2試合は広島皆実が県総体優勝の広島観音に1-0で勝って4強入り。大会5連覇を目指す広島皆実は0-0のまま迎えた後半38分、スローインから繋いで最後はMF田中博貴が押し込んだ。
如水館と広島皆実は11月12日の広島広域公園第一球技場、第2試合、午後1時30分キックオフ予定。