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2018年10月12日
編集部編集部

広島のサッカースタジアム問題で10月5日の広島市記者クラブへの松井市長の会見内容と基町住民の声には大きな隔たりが…

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基町
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個別説明会第1回、では市の担当者の説明に対して住民側がその場あたり的な発言内容をを受け、トップ画像のように失笑する場面もあった

 

広島市の松井市長が10月5日、定例会見で「基町地区のまちづくりとサッカースタジアムについて」て述べた。

9月19日から10月2日にかけて計6回行われた広島市・広島県担当者による基町地区住民への自治体単位の個別説明会を受けてのものだが、松井市長の答弁内容と個別説明会との実態はあまりにもかけ離れているのではないか?

以下に記す記者クラブ代表質問者と松井市長とのやりとりを、実際に個別説明会に出席した住民が確認すれば、どんな反響となるのか?非常に気になるところだ。

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広島市役所ホームページに掲載されている会見禄をそのまま転載する。ひろスタ!特命取材班では6回のうち3回、現場でその話をすべて録音して取材した。

 

会見録転載

【基町地区のまちづくりとサッカースタジアムについて】

記者

まず第一点なのですが、基町地区のまちづくりとサッカースタジアムについて伺いたいと思います。サッカースタジアムの建設をめぐり、将来を見据えた基町地区のまちづくりビジョンなどにつきまして、住民の方への説明会が9月18日から10月2日にかけて行われたと思いますが、その説明会の報告を受けての市長の受止めをお伺いしてもよろしいでしょうか。

 

市長

個別説明会に関しましては、20ある基町地区の自治会を近接地区毎に6つに分けて開催いたしました。延べ267人の住民の方々に参加いただきました。市の方からは、基町地区のまちづくりとサッカースタジアムについて、6月に開催した住民説明会で質問や意見をいただいた事項に丁寧に回答するとともに、まちづくりについて、若年世帯の割合を25%とすることや中層棟の建替などを内容とした「将来を見据えた基町地区のまちづくりビジョン」、素案でありますが、これを提示いたしまして、ご参加いただいた住民の皆さんに説明をし、(住民の皆さんからは)様々な意見がありました。

サッカースタジアムに関しましては、例えば「子供たちの将来のために、近くにサッカー場があっても良いのではないか」、「サンフレッチェ広島を応援しておって、スタジアム建設に大賛成である」という意見もあったのですが、「スタジアムができると、市営住宅は日が当たらなくなるのではないか」、「交通渋滞がさらに悪化するのではないか」、「憩いの場や避難場所として機能が損なわれるのではないか」といった意見も出されました。これらの懸念事項に関しましては対応策があることを重ねて説明いたしました。しかし、最終的には、そばにはない方が良いという意見が多いという状況があったところであります。

私としては、まずサッカースタジアムについては、今回の個別説明会の状況を含む、これまでの経過というものをしっかり踏まえながら、今後の進め方を「基町の明日を考える会」と協議させていただきたいと考えています。

また、基町地区のまちづくりに関しましては、「若年世帯や子育て世帯の入居促進をさらに進めてもらいたい」、「成長した子供たちが、大人になっても住んで、親の面倒を見続けることができるような制度にしてほしい」といった地域コミュニティの維持に関しての意見や、「17号棟の建て替え計画を早く示してほしい」、「基町ショッピングセンターは、建築後40年以上が経過し、老朽化しているので対応してほしい」などの居住環境の整備についての意見を多くいただきました。

従いまして、まずは、このようなまちづくりについての住民の皆さんの意見を踏まえた上で、将来を見据えた基町地区のまちづくりビジョンを確定させて、地区住民の代表者、市営基町店舗入店者の代表者、福祉・介護の関係者、地域のまちづくりを行っている方などの理解を深めるということにしっかり注力したいと考えております。そのために、こうした皆さんと本市職員などで構成した検討会を立ち上げて、基町地区が抱える課題に対処するために、とりわけ、若年世帯等のための住宅として活用するための具体的な方策などを私自身が中心となって検討するという運びにしたいと思っております。

 

記者

サッカースタジアム関係で、基町のまちづくりついては今後、検討会を作ってビジョンを確定させて、来年度の計画を作っていく、ある程度流れが見えてきたのかなと感じているのですが、サッカースタジアムの協議の方については、先ほどの説明では今後の進め方を「(基町の)明日を考える会」と協議するということしかなかったと思います。実際、協議して、どのような進展を期待しているのか、もしくは、市の方からどのような提案をしようとしているのかというところをお聞かせください。

 

市長

サッカースタジアムについては、もともとのスケジュールは、もうお示ししてまして、まず、そこを候補地の3つのうちの1つにしていますから、候補地にするということについての納得度を高めるということをずっとやってきているわけですから、着地点は変わっておりません。ただ、今申しましたように、個別説明会を行った中で、懸案事項あるいは懸念事項、日が当たらなくなるとか、交通渋滞が悪化するとか、避難場所としての機能が(低下するとか)、あるいは、憩いの場が損なわれるということについては、個々、対応するという案を示しています。その案、そのものが駄目だという意見は全然ないのです。

聞いていると、だけど、やっぱり、そばにない方がいいと、こういうご主張なので、先ほど申し上げたように、こういった説明会での状況、我々とすれば、答えられることは答えて、実現可能性についての回答はしっかりやってきている。しかし心情としては、どうでしょうね。やっぱりない方がいいという、そういう気持ちがあるので、これまでの経過などを、よくよく考えていただいて、今後どういうふうにするかと、どういう手続きがいるのでしょうかということを協議したいということです。そして、3つの候補地の1つとして、まずは認知してもらうというとこまで、皆さんにしっかりお願いするというか、話をするという方針の下で動いているということでございます。

 

記者

市長の捉え方としては、今回の説明会を通して、いわゆる不安に思っている点は、もう住民から出尽くして、答えられることについては市としては、もう全て答えたと。

 

市長

まちづくりは、いろいろ課題がありますが、サッカースタジアムに関してのご質問は答えきっていると思います。

 

記者

質問は出尽くして、答えられることは、答えきったと。説明会についても、一定の区切りをつけたいというご意向ということなのでしょうか。

 

市長

そうですね。説明会としての話は終わっていますから。ですから、「基町の明日を考える会」というところです。立場、全体を考えて、じゃあ、どうしましょうかと。こういう説明をし尽くしたという市の立場、だけど、そばにない方がいいと。だけど、そばと言っても、中央公園にあった方がいいという意見もあって、そんな遠くない方がいいという意見もあるのです。その辺のお気持ちは、果たしてこの、こっちをしっかりやるとするまちづくり、基町住宅そのものをきちんとこれから良いものにするのですよということをうんと深める中で、どの程度の皆さんへの影響っていいますか、これとの関係が、決してこっちは取り引きするわけではありませんよ、基町のまちづくりは必ずやるのですと、そういうこと踏まえて、改めて見ていただきたい。

もともとが、こういったことをやっているのですが、基町のまちづくりに関しての話をしっかりやるということが、皆さんのところに行き届かない中で、サッカースタジアムの場所にどうかということをやって、その経緯の中で皆が取り引きしているのではないかと、いろいろ言われますから、そんなことはないのです。ずっとやっているのですよ。これは、これでやるのだと。やるということを踏まえて、さらに今言われている「そばにはない方がいい」っていう結論になって、その点について、もう少し真摯にというか、我々ができることは必ずやりますと申し上げているのだから、それを前提に候補地という捉え方を一歩進めていただきたいというふうなことを「(基町の)明日を考える会」と、しっかり話をしよう、協議をしようということであります。

 

記者

「(基町の)明日を考える会」との話なのですが、スケジュール感のめどと、その話し合いとしての結論を出すめどですが、いつぐらいまでに具体的な方向性を出したいかというお考えはありますでしょうか。

 

市長

現時点では見通せません。今までどおり、しっかりとお話をして誠意が通ずるということを目指すつもりであります。後ろを区切ってと言うのではなくて、やるだけのことっていいますか、目的ははっきりしていますから、整理の仕方、お願いしていること、そして課題については、きちっと応えるんですよということを分かっていただいた上で、皆さんの意識が、あるいは気持ちが我々に寄り添っていただけるかどうかということをしっかりやっていきたいと思っています。

 

記者

あと、ノエビアスタジアムの住民の視察という話も当初は出ていたと思うのですが、そこに関しては具体的には、どのようになりそうでしょうか。

 

市長

今言ったような中で、「じゃあ見てみようか」と言っていただければ、これは一歩前進だということでありますのでその気持ちは変わってはおりません。実際に説明はしていますけども具体的なイメージを見ていただいて、特にノエビアスタジアムに行っていただくとスタジアムの周りに市営住宅がありまして、そこで住民の方が大変だとか思っていないし、お客さんが来る時もその日はちゃんと交通整理をして、そういった住宅地を避けてやっている例がありますので、そういったことも見ていただければ我々がお答えしていることについてのある意味での信憑性といいますかそういったことを確認していただける機会ではないかという思いで提示しています。

 

記者

「(基町の)明日を考える会」との話で、明日を考える会の方の賛成を得られなかった場合は、今出ている中央公園広場は候補から外れるということになる認識でよろしいですか。

 

市長

ればたらの話をすればそうかも分かりませんね。私は今申しましたように3つの候補地にするということについて、是非とも理解をしていただくと、そのための対応をやり続けるというのが現時点での思いであります。イフ(if:仮定,もしも)は考えてないというのが今の段階です。

 

記者

続いてなのですが、今お話になったところで「(基町の)明日を考える会」に対して、これまではずっと、3つの候補地のうちの一つなのですよという説明を、これまで個別説明会においても、先ほどの説明会でもずっとしてきたという経緯だと思うのですが、では今後、「(基町の)明日を考える会」に対して、その3つの候補地なのですよという言い方から、さらにもう一段ステップを上げた説明を今後していくというふうになり得るのではないかと、僕は思うのですが。

 

市長

それは次のステージですね。まずここで今までの経過や、個別に問題があるっていうので(その対策を)説明しました。そしてこういう意見がある。言ったことをそのまま皆さんに御披露して、最後判断しますが、いろいろな懸案課題あるのだけれど、我々として行政でやれる措置は提示していると。それがだめだという意見はないんですね。それをやってもらったとしても、そばにない方が良いという。結論から言いますが、なるべく遠くが良いと言われている。じゃあその心は、どこら辺にあるのだろうかと。それはそれとしておくとしても、決定的な問題についての指摘があるわけじゃないんですね。そして、基町の住宅についてのお住まいのことについても、今まで懸念があったことについてしっかりやると。

さらに、特に重要な若年者の問題や、高齢化している家族で、それぞれお世話するような仕掛けができる住宅街にという点については、ある意味で異例な措置を講じない限りできないんですよ。そういったことも必ずやりますからということを御説明しながら、相対として言われているいろいろな課題については、自分ができるだけの処方箋を必ずやりますということを御説明した上で、どう思っていただけるかをもうしばらく粘り強くやると。そしてそこで、候補地として「分かった」と言われれば、当初の目的どおり、その3つのうちから、県や商工会議所・市・そしてサッカー関係者、といったところともしっかり話して決定すると。その段取り感は、まだ変わっておりません。

 

記者

もう一点、そこの部分の、その一番最後のところなのですが、その絞り込み作業のタイムスケジュールと、基町住民に対しての説明をもう一段、深い中身を進めていくという、そのステップのスケジュールの順番の前後がちょっと分からなくて(再度お聞かせください)。

 

市長

順番は今申し上げたとおり、そばにはない方が良いという意見がある中ですが、しっかりと協議して我々がお願いしている候補地にして良いよという、その了解に達するまで、まずやると。やり尽くすということが、今時点での思いです。そうした上で、次のステップにいくというふうにやってみたいと(考えています)。

 

記者

住民への議論を尽くした上で、三者による(絞り込みに入るということですか)。

 

市長

その尽くしたということが、どこまでやれば尽くしたかということになるかということも含めて、「基町の明日を考える会」と協議するということになると思うのです。私の思いをどこまでやれば(という思いで、これまで)いろいろなことをさせていただいています。市民病院の移転などについても了解をとるということをやりましたけど、100人が100人オーケー(了解)と言ったわけではないのですが、でも、反対の方も含めて十分説明して、今やっていますが、今は逆にやったことについてのいろいろな問題点をいただきましたので、むしろ良かったという御意見もいただいているでしょう。そういった行政手法といいますか、やり方を今回も貫きたいということであります。

 

記者

時期に対する明言がないのですが、基本年内ぐらいには(言われますか)。

 

市長

時期はその時だって言えませんから、まだね。どこどこまでにやらないとサッカースタジアムができないという問題ではないわけでして、早ければ早い方が良いってことは皆さんが言っていただいていますから、そのことももちろん受止めています。だからその話の熟し方の状況によってもう一回よく考えますが、現時点では協議の場でしっかりと説明するということをやりつつ、基町のまちづくりについても、もっと明確で安心していただける図柄を示して、意見を聞いてやりながら、どうでしょうかということをやりたいと思っています。

 

以上、ひろスタ!特命取材班

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