Fイーグルス名古屋・#0山本エドワードはこの日、16点(画像右)。相手はビッグマンとの”波状攻撃”で広島ドラゴンフライズの動きを封じ込めにかかってきた…
広島ドラゴンフライズは3月10日、広島市西区の広島サンプラザホールであったB2第25節のGAME2 、Fイーグルス名古屋戦に86-96のスコアで敗れ、悲願のプレーオフ進出が難しくなった。
前日のGAME1 を70-81で落とした広島ドラゴンフライズは、出場停止の明けた朝山正悟をスターターで投入。第1クォーターは18-14でリードしたが、第2クォーターで20-22と押し返されると、ハーフタイムを挟んだ第3クォーターではあっさりと逆転を許しそのまま22-33と一気に離された。
広島ドラゴンフライズは3連敗で29勝18敗。逆に島根スサノオマジックは3連勝で34勝13敗として西地区で単独の首位に浮上。両者のゲーム差は5に広がり、残り13試合での逆転は難しい状況に…
「プレーオフ進出に向けてひとつも負けられない状況が続くがこれからも一戦一戦集中し次に向けて戦っていきたい」というゲーム後のFイーグルス名古屋・渡邊竜二ヘッドコーチの言葉が重くのしかかってくる。
とは言え、広島ドラゴンフライズは次節、3月16日、17日には敵地に乗り込み島根スサノオマジックと直接対決できるチャンスが残っている。
また、この日、山形ワイヴァンズに敗れ33勝14敗となった西地区2位の熊本ヴォルターズとも4月19日、20日のシーズン最終節で対戦できる。
ただし…
ワイルドカードで1位の熊本ヴォルターズは+277
2位のFイーグルス名古屋は+304
3位の茨城ロボッツは+252
4位が広島ドラゴンフライズで…
5位の仙台89ERSは+219
6位の西宮ストークスは+170
広島ドラゴンフライズの戦い方は数字の上でも際どすぎる側面が”際だって”いる。加えてこのワイルドカード上位6チームでホーム二桁負けは広島ドラゴンフライズだけ。
ファイティングポーズを取る限り、当然、残るホームゲーム6戦は落とせないし、毎試合10点差以上で勝ち続けるような爆発力が必要、ということになる。
B2 第25節GAME2
広島ドラゴンフライズ 86-96 Fイーグルス名古屋
1Q:18-14
2Q:20-22
3Q:22-33
4Q:26-27
入場者数:2,130人
対戦成績:29勝18敗
おりづる賞:#14カール・ランドリー
【スターター】
広島:#0ジャマリ・トレイラー、#2朝山正悟、#13山田謙治、#14カール・ランドリー、#24田中成也
FE名古屋:#0山本エドワード、#11杉本慶、#14兒玉貴通、#15ソウシェリフ、#41ギャレット・スタツ
【主なスタッツ】
◎広島ドラゴンフライズ
◆得点
#0ジャマリ・トレイラー25点
#14カール・ランドリー19点
#2朝山正悟 18点
◆リバウンド
#0ジャマリ・トレイラー 8リバウンド
#14カール・ランドリー 7リバウンド
◆アシスト
#0ジャマリ・トレイラー6アシスト
#3岡本飛竜6アシスト
#2朝山正悟 5アシスト
Fイーグルス名古屋
◆得点
#41ギャレット・スタツ 23点
#1宮崎恭行21点
#88高村成寿 18点
#0山本エドワード16点
#15ソウシェリフ16点
◆リバウンド
#41ギャレット・スタツ15リバウンド
◆アシスト
#41ギャレット・スタツ6アシスト
#15ソウシェリフ 5アシスト
15リバウンドのFイーグルス名古屋・#41ギャレット
広島ドラゴンフライズ・尺野翔大ヘッドコーチ
チームとしての約束事、ディフェンスが40分間続かないところ。これは残りのシーズンも課題だと思う。プレイオフが厳しい状況だが一つでも多くファンの皆さまに勝利を届けられるように、このまま下を向くチームで終わらないように残りの試合を大事にしたい。
Fイーグルス名古屋・渡邊竜二ヘッドコーチ
まずこの2試合勝てて非常に嬉しい。きょうは#24ホーキンソン選手が怪我で出れない状況で苦しい立ち上がりだったが、その穴を#88高村選手がしっかり埋めて良い活躍をしてくれた。