広島の堂林が合同自主トレオフとなった1月23日も広島県廿日市市の大野練習場で守備練習、打撃練習などを行った。
今オフ、すでに根本的な打撃改造を宣言している堂林はソフトバンク内川の打撃スタイルをモデルに「詰まってもいいから広角に打つ」ための形を模索している。
なぜか?
プロ1,2年目一軍出場なしの堂林が突如として全144試合に出場した2012年、144試合で118安打150三振。
翌2013年は105試合79安打96三振。
さらに昨季は93試合70安打87三振。
30発以上打てるなら話は別だが安打数より三振数が3季連続で上回っていてはやはり厳しい。逆に言えば144試合に出場し続けた2012年に体に染みついた悪い形が抜けなくなっている、ということになる。
堂林は今オフ、そのあたりのことを踏まえてボールをとらえるポイントをより手前に引きつけて打つよう心掛けている。
ただし「ピッチングマシンのアームの振り切るタイミングと投手の腕の振りは別もの」と新井打撃コーチは助言する。
堂林の弱点は早いタイミングから打ちにいく、という部分にも反映されている。ピッチングマシンから投手の投げる球への対応を強く意識することも大事になってくる。