広島のローテーションの軸として期待されていた野村祐輔が出場選手登録を抹消された。
先発投手陣の安定感を前面に押し出して4月を首位で折り返した広島にとっては大きな誤算が生じたことになる。
今夜の甲子園で阪神戦に先発するルーキー大瀬良の右腕にかかる比重はこれでますます大きくなった。
前回4月中旬にマツダスタジアムであった阪神3連戦でも野村祐輔が5回5失点KOされた翌日に気迫のこもったピッチングで阪神打線を7回自責0に抑え勝ち投手になっている。
大瀬良の最大の武器は「安定感」(広島首脳陣)。先の阪神戦も含めて開幕から4試合に先発して7回2失点(ヤクルト戦)、7回3失点(巨人戦)、7回無1失点(阪神戦)、8回2失点(ヤクルト戦)と決して大崩れしない。
阪神強力打線と早くも2度目の対決となる。当然相手ベンチも攻略法を思案している。
大瀬良の地力がコイの季節、最初の試合で試される。