広島は5月3日、黒田博樹の出場登録を抹消した。抹消理由は「右腓骨筋腱周囲炎」で再登録は未定。
腓骨(下腿にある2本の骨のうちくるぶし側の細い方の骨)の下部骨端に付着した腓骨(ひこつ)筋腱は膝の外側の下から足首の外くるぶしの後を通り、足の甲に付いていて、足を外返し(外反)する時に使う筋肉で、下半分は腱になっている。
強く踏ん張るような動作の繰り返しで炎症を起こし、重篤の場合には比較的まれだがこの腱が前に脱臼する事がある。
メジャーと日本球界のマウンドの硬さや斜面の角度の違いを指摘する声は開幕前から多々、存在したが右足への負担がどうだったのか?
右のくるぶし付近におそらく腫れや痛みがあるものと思われるが、5月1日のヤクルト戦登板(神宮球場)は無理を押してマウンドに上がったことになる。
連休明けに再検査する予定。
昨夜3勝目をあげたジョンソンとともに勝ち頭の黒田をローテから失うことで、今夜先発する福井らのバックアップも大事になってくる。