9日の試合で左手を痛め「左手中指伸筋腱脱臼」と診断された広島の新井貴浩内野手は午前中、他のナインとともに甲子園球場入りしたが練習には姿を見せなかった。
患部は固定のため包帯が巻かれており、バットを握ったりミットをはめたりはできない状況。
伸筋腱は指を伸ばす時に使う部位で、外部からの圧力など何等かの負荷によって腱が本来あるべき位置からずれると痛みが生じる。
新井は4月18日の中日戦(マツダ)から四番に座り、極端に得点力の落ちていた打線を牽引。特にチームが連勝中のここ5試合は21打数9安打10打点と打ちまくり、昨日の試合で阪神先発・能見から広島復帰1号を放ったばかりだった。
5連勝中、一番の田中も大活躍で8度もホームに還ってきているが、その得点はすべてクリーンアップのバットによるもの。
菊池・丸の二番、三番にも本来の”活気”が戻りつつあり、しばらく?抜けることになる新井の穴を松山、ロサリオらでうまく埋めることができれば、広島の攻撃力が極端に落ち込むことはなさそうだ。