広島が巨人との3試合連続1点差ゲームをやっと制して、連敗を2で止めた。
3対3同点で迎えた五回の勝ち越し点は一死一、三塁、打席に菊池という場面で巨人先発・マイコラスが犯したタイムリー暴投によって転がり込んできた。
巨人ベンチは責任回数目前のマイコラスから高木京にスイッチ。しかし丸が犠飛を上げてリードを2点に広げたことで結果的には5対4で逃げ切った。
広島は前回、マツダスタジアムでの巨人3連戦初戦でフランシスコの”アシスト”によりインフィールドフライ~サヨナラ勝ち。そこからイッキに6連勝をマークして意気揚々と乗り込んできた東京ドームでは1対2、0対1のスコアで悔しい連敗を喫したが、最後の最後でマイコラスの”アシスト”により、またしてもラッキー勝利を手に入れた。
あすからは広島に戻って首位DeNAとの3連戦。しかもあすは右足首炎症で登録抹消中の黒田が復帰登板する。
DeNAには今季ここまで1勝5敗の広島だけにきょうの試合も落としていれば黒田にかかる負担はさらに大きいものになっていた。
ただ、あすの広島南部の午後6時からの降水確率は午後9時過ぎの時点で70パーセント。黒田のコンディショニングを考えればあすの試合をどうするか?
「このまま3つ負けて帰ったらあすから重たい空気になる」と試合後にコメントした緒方監督の頭の中はすでにあすのことでいっぱいになっているに違いない。