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2015年06月12日
編集部

広島、きょうからソフトバンク3連戦、黒田博樹まさに「1球の重み」感じる先発マウンドへ

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前日、西武ドームでサヨナラ負けを喫した広島は福岡へ移動。前夜のサヨナラ勝ちで5カード連続勝ち越しとなり、リーグ戦、交流戦とも首位ソフトバンクとの3連戦に臨む。

先発にはチーム勝ち頭、5勝2敗の黒田博樹を立て、摂津(4勝4勝)との投げ合いとなる初戦から必勝態勢。しかし…。

黒田をもってしてもチーム打率、本塁打数、得点とも交流戦トップのソフトバンク打線は相当手ごわい。

しかも前年の対戦成績は4戦全敗だった。

スコアはマツダスタジアムでの2連戦が3-6、1-2、福岡では3-10、5-16。

現在、広島は開幕から60試合を消化して26勝34敗。交流戦前に7だった借金は危険水域の8に増えた。

実は広島が借金8を抱えるのは今季、これが7度目。しかしことごとく次の試合で踏ん張って借金9には一度も足を踏み入れていない。

何度も繰り返したくはないが、 借金9を一度でも抱えてリーグ優勝したチームは過去ゼロである。

広島が初めて借金8となったのは5月1日。そこから5月第2週の6連勝で借金2まで”圧縮”したが交流戦に入り5月28日、再び借金8となった。

ゆえに6月はすでに第2週途中の段階で借金8を4度も経験していることになる。

最初のピンチは黒田が救った。5日の楽天戦(マツダ)で7回無失点ピッチング。マツダスタジアムでのチームの連敗も7で止めた。

だが翌日の試合を落とし迎えた7日の楽天戦(同)は福井が7回1失点の好投でチームに勝利をもたらした。

6月3度目の借金8は9日。翌10日の西武戦は野村祐輔、大瀬良のリレーと新井貴浩の決勝打で踏み止まった。

黒田は5月最後のオリックス戦でもチームを借金9の危機から救っている。

「1球の重み」は黒田の代名詞。そして今夜ほど、その言葉にふさわしいマウンドはない、ということになる。

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