広島の前田健太が7月最後の先発マウンドに上がる。
前田健太はここまで17試合に投げて8勝6敗、防御率2・03はともにセ・リーグ2位。しかし5完投を含めて全17戦で7イニング以上を確実に投げてきており、その安定感はやはり「日本のエース」と呼ばれるにふさわしい。
しかも今夜のDeNA戦はここまで3戦2勝負けなしで対戦防御率も1・88。同じく予告先発のDeNA・井納とは交流戦明け初戦の6月19日、同じ横浜スタジアムで投げ合って1失点完投勝利で球団4000勝に花を添えた。
一方の井納は8回を投げて3失点だった。
現在、借金4の広島にとって今夜の勝ち負けは大きな意味を持つが、DeNAはさらに絶対に落としてはいけない一戦になる。
DeNAは交流戦明け、借金1からの悔しいリスタートとなり、その後は何とか踏ん張ってきた。しかしここにきて4連敗。借金は7に膨らんだ。
ひろスポ!ではすでに5月の時点から指摘してきたが、「過去のプロ野球の歴史を見ても、借金7以上で優勝したケースは1963年の西鉄、1988年の中日、2007年の日本ハムだけ。そのうち借金8は日本ハムのただ一度だけ」となっている。
もちろん試合数が減っていくほどに借金は重くのしかかってくる。
広島は6月28日のマツダスタジアムで中日の借金をシーズン初の9に乗せた実績がある。中日がその後どうなったかは周知のとおり。
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