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2025年10月25日
編集部

出場辞退から2カ月半…何も解決できていない広陵あわやコールド負け、センバツ切符消えこの機会にやるべきこと山積では?

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広陵 松本監督
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画像は広陵・松本健吾監督(右)と瀧口貴夫部長

第145回 秋季中国地区高等学校野球大会(第2日1回戦ユーピーアールスタジアム)

広  陵 000 002 000・2
高川学園 050 120 00X ・8

10月23日付、中国新聞には「広陵と崇徳V争い軸」「秋季中国高校野球あす開幕」の見出しがあった。ひろスポ!は広陵の”それ”については完全スルー!記事すらアップしてこなかった。だいたい、こうなることが分かっていたから、だ。

この試合に負ければ次はない。要するに来春センバツ切符は手にできない。決勝まで進めば”サクラの広陵”さすが!となるところだったが、その初戦であわやコールド負け、という有様だった。

広陵のエース右腕、柴田翔大(2年)は高川学園打線に自慢の直球も変化球も振り切られた。加えてバックの守りが破綻…二回の先制点はライトの落球によるもので、2点目はあっさりスクイズを決められた。本来、自分たちがやるべきことを相手にやられた。そのあと長打を許して0対4にされると投球が捕手の股間を抜けて5点目を許した。

四回には中越え三塁打されたあと、またスクイズを決められた。しかもともに初球だった。

五回にも長打で加点されると、またしても内野エラーでとうとう0対8にされた。六回に2点を返した広陵だったが、二番手に左腕の片寄翔伍(2年)を投入しても流れは変わらず、七、八回の守りでも一打コールドと負け覚悟のピンチの連続だった。

広島1位の広陵が山口4位の高川学園に完敗した。

このカードは兄弟監督対決でもあったが兄に軍配が上がった。

兄が高川学園の松本祐一郎監督(38)。弟が広陵の健吾監督(35)。

下関市出身のふたりは広陵OBでもある。

兄は2019年から高川学園を率いてきたが、こちらもトラブルとは無縁ではない。2024年10月末には野球部の元生徒、部内でいじめを受け、さらに不当な退学処分により精神的苦痛を被ったとして学校法人「山口高川学園」に退学処分の無効と慰謝料300万円を求め山口地裁に提訴した。

この案件について、当時の中国新聞は<授業中に居眠りや私語、教員に反抗的な態度で退学に 高川学園を元生徒が提訴>の見出しで記事を書いている。

ひろスポ!はこの案件について、取材していない。

一方、夏の甲子園期間中の出場辞退事件に端を発した暴力事案が複雑な広がりを見せる広陵は、高川学園とは比較にならないほど問題の根が深そうで、あれだけ全国の耳目を集めたにもかかわらず、その後、公式の会見を校内で開くなど、情報公開のための努力をまったくしていない、と言っていい。

誤解を承知で言えば、闇から闇へと不都合な真実を葬ろうとはしていないか?

そしてマスコミの目から逃れるように表舞台から姿を消した”中居親子”に代わって指揮を執ることになった弟もまた、広い意味では暴力事案の当事者のひとりだ。

 

ひろスポ!の見た印象では両監督のうち戦いの場に相応しい雰囲気を醸し出していたのは兄の方。弟の方は広島大会から見てきたが、高校野球の公式戦のベンチに入る監督にしては、どうも馴染めない空気がある(あくまでひろスポ!の私見)し、強豪高だからなおさらそう感じる。

またこの日、ベンチの後ろの方に居た瀧口貴夫部長も、野球色?に馴染んでいないように見える。しかも瀧口部長がバスケ部の顧問をしていた時期にバスケ部でもトラブルがあった、という話がネット上で散見できる。この件もひろスポ!では取材していない。

 

話をまとめると来春のセンバツ出場がなくなった広陵の各部門の責任者は、いい加減夏の甲子園でさらけ出した案件の宿題を片付けたらどうか?

 

指導する側が何の責任も果たさず、野球の道を目指す高校生に接すること自体が間違い、というのが広島スポーツを長く見てきたひろスポ!広島スポーツ100年取材班の結論である。(ひろスポ!広島スポーツ100年取材班&田辺一球)

 

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