マツダスタジアムではやはり「25番」が目立つ
球宴前のラスト2連戦、広島が7月12日、本拠地マツダスタジアムに巨人を迎え、今季最多の19安打を浴びせて13-3の大差で粉砕した。
3連勝同士の対戦は、勝てば球宴前の2位とのゲーム差二桁を確定できる広島と、そうはさせじと1996年7月9日の札幌・円山球場での”メークドラマスタートの日”の再来を狙う巨人の死闘…、とはならなかった。
初回、巨人が11勝目を狙う広島の先発野村から1点を先制したのも束の間、二回には広島の”裏の四番”新井貴浩が巨人先発の内海から9号ソロ。三回にも4点を奪った広島は5対3の五回、新井貴浩と下水流の2ランなどで7点を加えてその強さをまざまざと見せつけた。
4連勝の広島は貯金20。もちろん今季2年目の緒方監督のもとで初の快挙となり、1996年の長嶋巨人に「メークドラマ」をやられた時のチームの主力だった指揮官もこれでひと安心…、とはならないようで「その情報はいりません…」と試合後もクール…。
とはいえ、2位巨人とのゲーム差はこれで11となり、前半戦1試合を残して2桁ゲーム差での首位ターン決定、過去に同様のケースはセ・リーグで4度、パ・リーグで4度あるがいずれも優勝で、24年間もリーグ優勝のない広島に「当確」印が灯ったと言っていい。
だが、DeNA3タテで借金を1として、並々ならぬ思いで乗り込んできた巨人・高橋監督の執念もモノともせず、その勝負手だった内海も三回途中56球でKOするなど、いつもにも増してすさまじい破壊力を広島打線が見せつけたのにはもうひとつ別の理由がある。
「いつも大事な試合ですが、きょうは特に大事な試合、勝って良かったです」と新井貴浩。5打数4安打5打点で1試合2発は3年ぶりという新井貴浩、そのあとを打つ鈴木誠也も5打席4打数4安打1四球、続く七番の下水流も5打数3安打3打点。
…第2戦、球宴前ラストゲームの巨人の予告先発は同じく左腕の田口。
そして田口と投げ合うのは日米通算200勝に王手をかけた黒田博樹。
巨人にメークミラクルの類を諦めさせ、さらに黒田援護のための左腕攻略の準備も整えた広島。新井貴浩の2000本安打によって生み出されたチームの結束力を黒田200勝でさらに強固なものとして、4半世紀ぶりの頂点へ向けひた走ることになる。
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