広島対阪神11回戦(広島4勝6敗)午後6時、マツダスタジアム、予告先発は、広島・前田健太(9勝4敗)、阪神・藤浪(7勝4敗)
前田健太は球宴前に一度、出場登録を抹消。西武ドームでの球宴第1戦先発を経て、今回の阪神戦”狙い撃ち”で調整を進めてきた。
広島は現在、2位阪神とは1・5ゲーム差、首位・巨人とは4ゲーム差。前田健太を金曜日に固定して回せば8月第4週までにきょうも含めて阪神、巨人、阪神、巨人、阪神と5度、上位チームとの3連戦初戦に投げることができる。
そしてこの5度の先発で前田が全勝し、相手も広島も他のゲームを勝率5割で行ったと仮定した場合、広島は阪神を抜き、首位巨人に2ゲーム差の2位をキープ…となる(究極の机上の計算ではあるが…)
しかし、今夜の阪神戦ではいきなりそんなシミュレーションに待った!をかけられそうな気配が漂う。
7月に入り8連勝を含む13勝3敗の阪神には広島も7月8日、9日の甲子園で連敗を喫した。さらに今夜予告先発の藤浪には今季、早くも3勝を献上。ルーキーイヤーの昨年も2戦2勝とやられっぱなしでまだ一度も土をつけることができていない。
一方の前田は今季、阪神戦初先発。藤浪とは甲子園を赤く染めた昨秋のクライマックスシリーズ以来の投げ合いとなり、この時は7回5安打1失点の前田に軍配が上がり、藤浪に負けがついている。