7月7日 ●0-1 阪神、甲子園
通算38勝40敗3分け(DeNAに0・5差の4位に後退、首位・巨人まで8差変らず)
18時1分開始・2時間29分・4万4870人
相手先発 高橋遥○8回4安打無失点
本塁打 なし
登録抹消 一岡
出場登録 矢崎
一番センター野間
二番セカンド菊池涼
三番レフト西川
四番ライト鈴木
五番ファースト松山
六番キャッチャー會澤
七番サード小窪
八番ショート田中広
九番ピッチャー床田●(15試合5勝5敗)7回92球5安打1失点(自責1)
レグナルト
この日の朝刊各紙には「打線復調」など前向きな見出しが躍っていた。その広島打線が大卒2年目左腕の高橋遥に八回まで4安打0四死球に封じられ、九回のドリスにも一番からの3人が抑えられ今季4度目の完封負けを喫した。
チームが失速する中にあっても6月以降の零封負けは初めて。8連敗でDeNAにも抜かれて4位に後退した。
緒方監督の下では就任1年目、2015年の開幕4戦からの7連敗を超えるワースト連敗となり、求心力低下が懸念される。リーグ3連覇以前に戻ってしまったのではないか?と…
日替わり打線に終止符を打つべく、野間を7試合ぶりに一番に組み込み、菊池涼を4試合ぶりに二番に戻し、西川も4試合ぶりに三番へ。前日(6日)3打点の松山は2試合連続で五番を打たせた。相手の先発の左右にかかわらず、だ…
前日の青柳を攻略した際には左打者6人。要するに一日で正反対のコンセプトにもとづくオーダーを採用したことになる。
だが五回まで、塁に出たのはシングル4本による4度だけ。初回は二盗を絡めての一死二塁から鈴木、西川が連続三振。
三回には先頭の床田が出たのに野間は遊ゴロ併殺に倒れた。
六回以降は打者12人がパーフェクトに抑えられた。相変わらずゲーム終盤での反発力がショボい。
一方で失点わずかに1。7回5安打無四球(1死球)の床田が唯一の適時打を打たれたのは七回。
先頭の糸井に中前打され、続く大山は送りバントの構え。2球続けてバントがファウルになったあと、ボールが3つ続いてフルカウントから左中間に打ち返された。
バントの場面で甲子園のスタンドから「おお…」の声が上がったのは言うまでもない。試合後、阪神・矢野監督は「(大山)悠輔には、クライマックスシリーズ、日本シリーズなど大事な場面では送りバントも出るよと伝えてある」と話していた。
その矢野監督…
6月1日のマツダスタジアムで、スタンドのファンからヤジられてひと騒動、という厳しい時期も経験している。
5月17、18、19日の甲子園では首位・巨人を追いかける者同士の直接対決で広島に3連敗した矢野監督。さらに5月31日からのマツダスタジアム3連戦では初戦、延長11回2対1で広島のサヨナラ勝ち。ファンのヤジ騒動があった6月1日も7対2で広島の快勝に終わっている。
だが、6月2日の第3戦は阪神に軍配が上がり、そしてこの日を最後に広島は急降下の道を辿る。そう、交流戦突入…
反撃の機会をうかがっていた矢野監督にとって今回の3連戦は汚名返上のチャンス以外の何物でもない。広島に3つ勝って甲子園に巨人を迎えるという明確な目標を持って戦い、それを成し遂げたということになる。
第1戦の勝敗を左右したのが近本、糸原の連続バントヒットなら第2戦は青柳を3回3分の1でスパっと交代させたことが勝因。そして大山へのバント指示。矢野采配に「あっぱれ」…か…
対する緒方監督は何を考えどうしたいのか?試合前にも試合後も記者らと十分に話をしないから、翌日の紙面がみなピンボケとなっている。
結果論なら誰でも好きなことが言える。大事なのは「傾向と対策」。取り返しがつかなくなる前に危険を緊急回避する。貯金が14もあったのだから、そこで何をどうしたかったのか?それが今問われていることになる。(ひろスポ!・田辺一球)
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