横浜スタジアムで開催予定だった9月18日のDeNA-広島26回戦が雨で中止になった。振替試合はあす19日にある。
これで、広島の緒方監督が踏み込むはずだった”分かれ道”も一日伸びた。DeNAに勝つと負けるでは大違い。詳細は省くが負けたら下克上日本一も極めて難しくなる。
その緒方監督に関係する記事をネット上でも頻繁に目にする。最近では、以下の3本が多くのアクセス数を稼いだものと思われる。ヘッドラインを列挙する。
J-CASTニュース、8月23日配信
広島監督「5年交代」の法則 ポスト緒方は人材豊富、野村復帰待望論も
J-CASTニュース、9月17日配信
どうなる?来季の「監督」 セは続投多そうだが…パは一新も
FRIDAYデジタル、9月10日配信
4連覇絶望的・広島 次期監督候補「急浮上した意外な人物の名前」
J-CASTニュースの最初の記事では「野村復帰待望論」を前面に押し出している。そして、あとの方の記事ではプロ野球監督の去就に関するニュースっぽいヘッドラインを打ちながら、実は最初の「待望論」を必死で打ち消しているようにも感じられる。
またFRIDAYデジタルは、すでにJ-CASTニュースで野村前監督のことを取り上げているのに「意外な人物」の見出し…業界の常識からすればそっちの方が「意外」かもしれない。
ところで、ひろスタ!特命取材班の下には全国のカープファンからメールが届く。かつて野村謙二郎氏が監督だった時代に、監督の采配や人となりを支持するか否か、という”国民投票”を実施した。
その時のカープファンのジャッジは不支持9割だった。
先日もごく近い関係者に話を聞いたが「あの大野さんでさえ、たった1年しか野村監督を支えるヘッドコーチとしてもたなかった。どこにでも口を出す、あれでは監督は務まらない」と「野村復帰待望論」に真っ向から反論していた。
「ファンも球場も日本一、あとはチームも日本一に」と高らかに宣言してグラウンドに戻ってきた野村前監督は熱い思いをたぎらせていた。だが、最終年にはファンがマツダスタジアムで警備員に「野村を辞めさせろ!」と噛みついたり、ベンチにいる野村前監督の背中に向けてスタンドからモノが飛んでくる状況だった。(ひろスポ!・田辺一球)