エルドレッドが史上空前の三振ラッシュを続けている。7月26日の阪神戦(マツダ)で33号をかっ飛ばして以来、昨夜まで11試合ホームランなし。今季、それ以前の本塁打なし最長記録は7試合でそれをとっくに追い越しただけでなく、全11試合で合計23三振、もっと言えば24試合連続三振の球団ワースト記録更新というありがたくない話題もついて回る。
昨夜は見逃し、空振り、空振り、見逃しの4三振。この11試合で4三振は2度目、3三振も2回ある。
一方、放ったヒットはこの11試合で二塁打1本を含む5本で打点は3。二番を打つ菊池が8月は5割を超える出塁率をマークしているにもかかわらず、チームは1ないし2点差負けを繰り返している。
エルドレッドは3・4月打率・373で8本塁打、5月が・280で9本、6月が・190で8本、7月が・269で8本、8月は・069で0本…。
突如としてピタリと止まったそのバットは果たして再び噴火するのか?
すでに90打点を叩き出し、33発も併せてもうそれだけでシーズンを通じた成績としても十分通用するだけ打ちまくってきた。物事には揺り返しがつきものだが、このまま四番が空砲と化してしまうようだと、23年ぶりのリーグ優勝を目指す広島は即、赤ランプ点灯となる。