広島の新外国人右腕、ザック・フィリップス投手が膝の検査のため、あす広島を離れて米国へ一時戻ることになった。今シーズン中の再来日は未定。
フィリップスは「後ろを任すことのできる速球派左腕」として今季から赤いユニホームに袖を通した。外国人枠の関係で一軍で投げたのは5月と7月の合計3週間と少し。9試合に投げ1勝0敗、防御率3・27だが被打率は2割を下回り、ウエスタン・リーグでは三振の山を築いていた。
広島は一岡の戦線離脱などブルペン陣のてこ入れが急務となっていたが、頼みのフィリップスを効果的に一軍に投入することができないまま、シーズン終盤を迎えることになった。
きょうから二軍調整中だったエルドレッドがキラに代わって出場登録され、残る外国人枠は野手のロサリオと、新外国人右腕・ヒースと守護神ミコライオの4人体制。「エルドレッドよりフィリップスを一軍へ!」の声はファンの間からも前々から上がっていたことではあるが「一時帰国」とあって、その雄姿をファンが目にする機会は今シーズンに関してはほぼなくなった。