「イシカワMan of the Match」に輝いた北川弘選手
試合前には中国ジェイアールバス株式会社 運輸部担当部長 八幡節和さんから 平尾充庸キャプテンに大型キーが手渡された。
天皇杯オールジャパンの銀メダルも展示された。
NBL後半初戦を広島ドラゴンフライズが白星で飾った。
地元の広島サンプラザホールに兵庫ストークスを74-60で迎え、「第90回天皇杯全日本総合バスケットボール選手権大会準優勝」の底力を見せつけた。
第1Pでビハインドの展開となり厳しい表情の佐古賢一ヘッドコーチ
第1Pは13-16と出遅れたが第2P17-13、第3P15-14と粘り、第4Pは29-17と突き放した。懸命なディフェンスと第3、第4Pでの効果的なシュートが目を引いた新人の北川が「イシカワMan of the Match」に選ばれてスタンドのファンに「天皇杯では東京までも応援に来ていただきありがとうございました。これからもよろしくお願いします!」とメッセージを送った。
北川はこの日、チーム最多得点。NBL開幕以降、リーグ戦前半戦ではしばらく戸惑うような場面も多々あったが、実戦でもまれる中でその動きに鋭さが増してきた
新規参入のNBLで前半戦を11勝10敗の3位で折り返した広島ドラゴンフライズにとって、同じく11勝12敗の僅差で4位につけている兵庫ストークスは厳しい相手だった。
過去4戦は
〇80-63
〇87-74
〇83-71
●66-73
今回、5度目の対戦で最少失点に抑えたことは今後の戦いに向け大きな収穫となった。
場内演出を盛り上げるスタッフと専属DJの佐藤正宏さん(中央)
#10竹内の活躍で第3Pの主導権を握った
スタンドも熱い…
試合後、銀メダルを胸にファンと勝利の喜びを分かち合う
広島ドラゴンフライズ74-60兵庫ストークス
1P 13-16
2P 17-13
3P 15-14
4P 29-17
会場:広島サンプラザホール
来場者数:852人
イシカワMan of the Match:#11 北川弘
広島パワーハウスフェアプレー賞:#13 クリント・チャップマン
シーズン通算成績:12勝10敗
【スターティングメンバー】
広島:#10 竹内公輔、#24 田中成也、#27ファイ・パプ・ムール、#25 平尾充庸、#55 オマー・リード
兵庫:#8 中務敏宏、#9 谷直樹、#15 根来新之助、#19 梁川禎浩、#32 アイザック・バッツ
広島ドラゴンフライズ STATS
【得点】
#11 北川弘18点
#13 クリント・チャップマン16点
#7 坂田央10点
#25 平尾充庸10点
【リバウンド】
#13 クリント・チャップマン10リバウンド
#10 竹内公輔6リバウンド
#27 ファイ・パプ・ムール 6リバウンド
【アシスト】
#25 平尾充庸4アシスト
広島・佐古賢一HCコメント
天皇杯後に少しオフの日を設けたことからか、ゲームの出だしが相手を受ける形になってしまったことが尾をひいて、前半は苦しい展開になってしまいました。後半は勝負所でトラップディフェンスをしかけたのですが、これがうまくいきました。
また、天皇杯で活躍した坂田、北川の2人がベンチから出てよくつないでくれました。前半戦は出番が少なかったですが、後半戦は彼らに期待できると思います。
兵庫ストークス STATS
【得点】
#32 アイザック・バッツ17点
#19 梁川禎浩11点
#9 谷直樹9点
【リバウンド】
#32 アイザック・バッツ16リバウンド
#19 梁川禎浩5リバウンド
【アシスト】
#32 アイザック・バッツ3アシスト
兵庫・上田康徳HCコメント
後半戦初戦だからか、選手の気持ちが重く、リズムをつかむことが最後までできませんでした。リバウンドをコントロールすることはできたが、目指しているのはそこからの速いバスケットボール。それが今日は上手くできなかった。アイザック・バッツにボールを集めすぎて他の選手がうまくプレーできなかった。この点を次の試合までに修正していきたいですね。