小谷野氏のツイッターにアップされた画像
3月29日告示、4月12日投開票の広島市長選挙に向け、立候補予定者のひとり、前サンフレッチェ広島社長の小谷野薫氏がツイッターで「キックオフ」を告知した。
内容は次のとおり。
【重要なお知らせ】決戦開始まであと3日です!私どもスタッフ、サポーター、市民の皆様によるキックオフを3月29日(日)午前9時よりアリスガーデンで行います。多くの方々のご参加をお待ちしてます。私も妻も、いまからテンション上がってます!
この小谷野氏の「つぶやき」と時を同じくして、3月28日付の地元、中国新聞朝刊では市長選立候補予定者5人(前島修氏は3月25日に立候補取りやめを表明)のうち松井一実現市長、民主商工会元事務局長の河辺尊文氏と小谷野氏の3人について、主な公約を比較する表を掲載した。
その中には「まちづくり」の項目があり、松井市長は「宇品、出島地区、観音地区の整備」も挙げている。
ところがここにある「宇品、出島地区」では今、松井市政に対して大きなブーイングが沸き起こりつつある。サッカースタジアムをこの地区にある広島みなと公園にもってくる、とすでに公言している松井市長の考えに「反対」を唱える住民、港湾関係者が非常に多く、先ごろ市と県の関係者がこの地区で話し合いを行ったがまったく話は平行線に終わっている。
河辺氏はサッカースタジアムは基本的には「不要不急」な否かを熟知してから、という立場。そして小谷野氏は「広島市の活力」を取り戻すためには「多目的スタジアムをはじめとする市街地改革」と「スポーツ特区」の設置を訴え、365日のうちの大半は誰も近寄らない状況に陥った旧広島市民球場跡地にスタジアムを建設する方針を表明している。
なお、ひろスポ!では近々、宇品、出島地区の現状をレポートする予定。
新サッカースタジアム取材班