黒鷲旗 全日本男女選抜で決勝進出を果たしたJTサンダーズ
第65回黒鷲旗 全日本男女選抜バレーボール大会。決勝トーナメント戦準決勝(5月4日、大阪市中央体育館)
JTサンダーズは、第3試合に登場!(第2試合では、JTマーヴェラスが勝利し、決勝進出を決めました!アベック優勝なるか⁉︎ それにはまずこの試合に勝たなければ!)
この日の対戦相手は、サントリーサンバーズ!リーグ戦の時のメインメンバーから、WS柳田・WS栗山キャプテン・L酒井の3人を全日本アメリカ遠征に差し出し、残りのメンバーで戦っているのですが、ベテラン陣は残っているし、若いWSは背は小さいけど守りが固いのばかり。Lも、酒井が来る前にレギュラーだった人で全日本にも選ばれたことあるし、あなどれません。
試合結果は、
25-18
25-21
22-25
25-22
セットカウント3-1で、勝利!5日の決勝にコマを進めました!
4日の準々決勝で見たサントリーは、リーグ戦の時に弱点に見えていた守備がガッチリし(JTと決勝を戦った時にLをやっていた鶴田がWSとして大活躍してましたから)、ただ高さ(平均身長)がメチャ下がってる、と思いました。が、FC東京相手に攻撃を次々決めてて、やっかいな相手だなあ、と思いました。
JTのビスコ監督の堅実なところは、キチンと情報収集をし、対策を考えて、実戦出来ることだと思っています。とても、科学的。合理的だけど非感情ではなく、実際にプレーするのは自分以外の他人であり、人間である、選手たちであるということもわかっている。
守りの固いところを、ピンポイントで狙って崩すことは難しい。だけど、サーブレシーブをして、トスが上がり、スパイクが打たれる、までを一連のものとして見たら、穴が全くないチームなど存在しない。
サーブレシーブがきっちり返った時のブロック。ブロックが抜かれた時のフォローの位置(これは個人の読み力量にも左右されますけど)切り返しの攻撃。実に、良く、対策されている。そしてまた、選手同士も試合前やセット間に話をしている。下の画像は、サーブレシーブについて話している、15番L唐川くんと11番WS安井くん。毎度毎度、感心してしまうところです。
サーブレシーブが良いことを頭に入れた上で、身長の低いWSをマークしてブロックで封じる。昨日ブロックを避けてコース打ちをしてスパイクミスが多かったOPレオさんには、ゆっくりしたトスで、ブロックの低い方からゆったり打ってもらう。サントリーには負けたくない(元居たチームだし)という、越川キャプテンには、存分に打ってもらう。(実際、超!ド・クロス スパイク やブロック、スパイクサーブ!絶好調でした!)戦いに、隙を感じることはありませんでした。
第3セットは、昨日も好調で攻撃にかなり参加していたWS鶴田を止められ、OPエバンドロにトスが集まりすぎてお疲れで、打点が下がっているのでエバもJTのブロックの餌食になっていたので、WSとMBを少し攻撃的な配置に変えてきたんですよね。でも、第4セットも同じ布陣だったので、ちゃんと対策できてたし。
シーズン最後の大会。トーナメント戦で、最終日まで、JTサンダーズの応援が出来ることを、本当に、嬉しく思います。
5日の決勝戦、対戦相手は大方の予想を裏切り、0-3で豊田合成トレフェルサを破った、ジェイテクト。予選D組で一回対戦した相手と決勝戦で再対戦するのは珍しいです。
この日の合成vsテクトの試合も現地で観戦してましたが、いくら敗戦濃厚だとはいえ、まだ試合終了まで数ポイントだったとはいえ、セッターが泣いてしまってトスが上げれない、とか、初めて見ました(苦笑)。要するに、合成の“油断し過ぎ”です。
JTサンダーズに“油断”という言葉はありません。
2年ぶりの決勝戦。今シーズンのラスト試合で12年ぶりの黒鷲旗を目指します。選手たちの精一杯を見届けるために、私も精一杯応援してきたいと思います。
グリーンバンダナのちゃこ