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2016年05月15日
編集部

サッカースタジアム問題で広島市の松井市長は久保会長の会見のあと、本当はどんなリアクションだったのか?(前編)

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松井市長
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2013年のサンフレッチェ広島J1優勝報告会で、万単位の市民の前で「サッカースタジアム建設」について告げる松井市長

 

5月14日、サンフレッチェ広島の久保允誉会長が旧広島市民球場跡地への建設を想定したサッカースタジアム独自案の詳細を発表した。

会見に臨んだ新聞記者、放送局ディレクターらはその後、広島市の松井市長、広島県の湯崎知事、広島商工会議所の深山会頭ら、関係者の声を拾って翌日の紙面などで伝えた。

その内容を松井市長、湯崎知事、深山会頭の3者に分けて整理すると…。

松井市長
「あまり進展がなく総じて具体性に欠ける。多くの疑問点があり、説明が十分でない。3月3日の内容から進展がない」
「どうも手順が違うという印象で、現時点で打開策は見通せない」
「比較可能な資料を示して欲しい」
(市に寄付と言われても)「どういう費用が伴うか分からない形でいただいても、市議会に説明できない」
(作業部会での議論を批判されたことについては)「時間をかけ、予算を措置して多くの方の意見を取り込みながら中間報告、最終報告とやってきた。この手順が有効でなく、4者トップ会談でないと物事が決まらないと言われるのは合点がいかない」

 

湯崎知事
「疑問点も含めて事実確認したい」
「我々の疑問に答えていただいたところもあるが、図面はイメージ図があるだけであまり詳細ではなく、根拠となる数値なども入っていない。この発表だけでは検討するに少し足りない」
「バックグラウンドにあるものがあるなら全ていただきたい」
「事務レベルで方向性をすり合わせたいわけじゃない。それが”嫌だ”というのは理解しにくい」

 

深山会頭
「会員であるサンフレッチェ広島からスタジアム整備の内容を直接聞き、意見交換の機会を直接持ちたい。サンフレ案と作業部会で検討してきた案を比較検討し、事務方での確認や意見交換を経て共通認識ができれば4者会談をやりたい」

 

…という具合になる。

深山会頭は広島商工会議所会員の中に3者会談と作業部会に猛反発を続けている「港湾関係者」を多数、抱えており、ニュートラルなコメントになっている。

松井市長、湯崎知事の発言については14日の久保会長の会見内容や我々、取材班の集めた内容とは大きく食い違う部分ばかりが目立つ。そもそも論になるが、松井市長の言う「手順」の拠り所となっているサッカースタジアム検討協議会とその議事録の存在について「議事録はないものと思っている」(同協議会関係者)という声が複数、上がっており、松井市長の言う「時間をかけ、予算を措置して多くの方の意見を取り込みながら中間報告、最終報告とやってきた」というコメントとは一致しない。ゆえに「合点がいかない」と言われた久保会長が、はい、そうですか、と言うはずもない。

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…では、松井市長が久保会長の会見当日に「否定的な見解」を述べた、という事実を伝えた。それではその「否定的な見解」の現場とは実際にどういうものであったのか?

新聞報道だけでは伝わらないその場の空気感を「サッカースタジアム問題で広島市の松井市長は久保会長の会見のあと、本当はどんなリアクションをしたのか?(後編)で伝えることにする。

広島新サッカースタジアム取材班

 

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