田中 聡(たなか・さとし)専門学校・美術予備校で講師をするかたわら、広島を中心にイラストレーターとしても活動中。カープやサンフレッチェのイラストを中心に、日々のあれこれをブログに掲載しています。
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2016・9・10
25年ぶりの優勝は、再び東京が舞台でした。
その瞬間を見届けた、カープにかかわるすべての人たちの思いも、きっとその数だけあったことでしょう。年齢も、住むところも違うみなさんに、緒方監督や新井選手、黒田投手の胴上げはどう映ったでしょうか?
1975年、球団創設から26年目の10月15日、あの日、古葉監督が宙に舞ったのも当時の後楽園球場でした。
10月19日、広島市民球場であったシーズン最終戦でファンにチャンピオンフラッグが披露され古葉監督は言いました。
「本当に優勝したんですね」
その4年後、2度目のリーグ優勝は広島市民球場でした。
そして巨人以外では初めてのセ・リーグ連覇となった1980年は甲子園で阪神に勝ったあと広島に戻る途中、ひかり143号の車中で優勝が決まりました。
1984年のV4は横浜球場、1986年のV5は神宮球場、そして前回、1991年の6度目の優勝は広島市民球場でした。
どれだけ長い間、待たされようともみんなこの日を信じて待ち望んでいました。
広島の街中が赤く染まり、インターネットを介して全国に広がった赤い風景もすっかりお馴染みになりました。
喜びをみんなで共有できる財産が、たまたま広島で大きく育った、広島の戦後復興の歴史とも重なるその道のりを顧みれば、いくつもの奇跡が重なっています。
この秋、広島を訪れたなら、街中で、あるいは県内各地に散らばる「カープな風景」とたくさん出会えることでしょう。
これからも、これまでと変わらずそんなコイの街の今を残していきたいと思っています。
お知らせ
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