フリー打撃に先頭を切って登板した大瀬良は笑顔、後方は畝投手コーチ(トップ画像説明)
広島の宮崎・日南キャンプ4日目(2月4日)、投手6人が初めてフリー打撃で投げた。
最初に登場したのは大瀬良。3年前、先発で150回以上を投げ新人王を獲得した剛球右腕は、ポスト黒田の一番手。ただし、昨季はこの時期から右肘に違和感を覚え(靭帯損傷)、投球回数はわずか21回3分2、先発は1試合だけ。
そんな詳しさを胸に仕舞い込み、80メートルの遠投でフォームを大きくしたあと、鈴木誠也、田中のWBC組に5分ずつ投げた。
侍ジャパンの小久保監督が大いに注目する鈴木誠也には最初、ボール球が続いたが、20球前後でヒット性の当たりは1,2度だった。田中には変化球を多めに投げて、カットボールで空振りも奪った。
大瀬良は今後も調整ペースを緩めることなく、「年間を通してローテを守る」スタミナを取り戻す。
3年目の塹江の投球も目を引いた。球威があり球筋も安定、さらに変化球のキレも良く堂林のバットに空を切らせた。
ひろスポ!も推します!3年目の塹江
緒方監督が畝投手コーチと並んで投球を見守ったのは塹江だけ。2月21日で二十歳になる左腕は昨季、プロ初先発を経験しており、秘密兵器として期待されている。
塹江の投球を見守る緒方監督(左端)