”我らがカープ”を撃破した広島社会人選抜(トップ画像説明)
広島ではこの時期、恒例となているプロアマ交流戦、広島と社会人全広島の試合が3月7日、およそ2400人の観衆を集めてマツダスタジアムで開催された。
試合は三回、広島が1点を先制したが五回に社会人全広島が打者一巡の攻撃で5対1と逆転に成功。七回には両軍が2点ずつを奪い合い、社会人選抜が昨季リーグ優勝したチームの若手主体メンバーに7-3のスコアで打ち勝った。
社会人全広島の#55花本輝雄監督と握手する広島の緒方監督
四回まで、広島の先発、ドラフト1位右腕・加藤拓也の前に沈黙していた社会人打線は五回、広島の二番手・塹江の制球難に付け込み流れを呼び込んだ。
この回、先頭の友滝健弘(JFE西日本)が高くバウンドする内野安打で出塁すると本郷貴彦(JFE西日本)がストレートの四球で歩き、無死一、二塁。続く代打の國本剛志(三菱重工広島)は初球真っ直ぐをジャストミート。打球は深々と左中間を抜けて2-1と逆転に成功した。
2月のキャンプから主力組と調整してきた塹江は立ち上がりからピンチを招く
國本(三菱重工広島)は広島の塹江の初球を捕えた
ガッツポーズを決める國本
さらに一番に戻って代打・伊藤淳(伯和ビクトリーズ)の時、2球連続バント失敗のあと死球出塁で無死一、二塁。二番・松永弘樹(三菱重工広島)の初球は高目への暴投で、送らずして無死二、三塁となり、すかさず松永が左前適時打して3対1とした。
3点目を叩き出した松永(三菱重工広島)、右は広島の一塁手・美間
なお無死一、三塁で代打・岡将吾(JFE西日本)は二ゴロ。しかし左打席の岡は快速を飛ばし、併殺崩れの間にもう1点。四番・田村強(JR西日本)は右飛に倒れたが、五番・小原礼史(伯和ビクトリーズ)も四球。続く代打・田中友博(三菱重工広島)が中前適時打を放ちこの回、打者10人で5点を挙げた。