練習前にピッチの上を歩く城福浩監督(2018年11月23日撮影)
サンフレッチェ広島の城福浩監督が11月23日、明治安田生命J1リーグ第33節、ホームでのシーズン最終戦となる名古屋グランパス戦を前にその思いをコメントした。
「とにかく次の試合に勝ちたいという思いだけですね。特に最終盤でほんとに悔しい思いをしましたし、我々が今年やってきたことをね、ホームのサポーターの前でしっかり見せたい、結果を出したいという思いだけですね」
また森崎和幸の”引退セレモニーゲーム”になることについても次のように話して勝ち点3に強い意欲を見せた。
「とにかく勝つことが我々の思いを彼に伝えることになるし、カズ自身もホーム最終戦で勝った状態でセレモニーを迎えたいという思いがあるでしょうし、スタジアムに来てくださるみなさんもそう思うでしょうし、とにかく勝つことが大事かなと思っています」
一時期、首位を快走しながら前節、鹿島アントラーズにJ1優勝をさらわれた。8月19日のホームゲーム、第22節の”直接対決”に1-2で敗れた。この一戦の持つ意味の大きさ、その1敗が今さらながら悔やまれる。
そして9月1日のホームゲーム、第25節の鹿島アントラーズ戦に3-1で勝利したあと、引き分け1試合を挟み6連敗。負けだけでいくと現在5連敗。
関係者の間から「さすがに4連敗、5連敗あたりで責任問題になってもおかしくない」の声が上がっているのも事実だ。
だだし、今節の名古屋グランパス戦に勝てば現在3位の鹿島アントラーズ以下の追撃をかわしての2位が確定する。最終節の相手、北海道コンサドーレ札幌もACLプレーオフ枠の3位以内を虎視眈々と狙っており、城福監督としては何としてもホームで2位確定!の吉報を届けたいところだ。
この日の練習にはサンフレッチェ広島の山本拓也社長、足立修強化部長も現場に姿を見せた。
チケットの売り上げは好調で2万人超えは間違いなさそう。
昨季のホーム最終戦(11月26日)ではJ1残留を決め、2万2333人で埋まったスタンドと喜びを分かち合った。
一方、今シーズン一番の集客は8月11日、第21節、V・ファーレン長崎とのピースマッチでの2万285人。
今シーズン最多となる数のサポーターとともに、勝って2位を決めることができるか…