新たに設置されたリーグ優勝記念碑の前で記念撮影(トップ画像)
サンフレッチェ広島の新サッカースタジアム建設候補地のひとつ、旧広島市民球場跡地の南側に”残る”、勝鯉(しょうり)の森で11月24日、広島市がこのたび増設したリーグ優勝記念碑の除幕式があった。
広島球団の松田元オーナー、緒方孝市監督、會澤翼選手会長と松井一実市長、湯崎英彦県知事、広島市の永田雅紀議長、広島県の山木靖雄議長、広島商工会議所の深山英樹会頭らの手で除幕された。
勝鯉の森は広島市が1975年の「カープ初優勝」を記念して、旧広島市民球場と一体のメモリアルゾーンとして設置した。
「セントラル優勝記念」と掘られた従来の記念碑には過去のリーグ優勝8度の西暦と勝敗が刻まれている。
緒方監督の下、昨季までに2連覇したことですでにスペースがいっぱいになり、球団史上初の3連覇達成でイッキに新たな記念碑の増設となった。
増設された記念碑もサイズは同じで、鷹さ1・5メートル、幅2メートル、色合いも同じ御影石。
一方で、今年はマツダスタジアム供用開始からちょうど10年目。
「旧広島市民球場跡地に残すべき」との声と「本来ならマツダスタジアム周辺に勝鯉の森も移設すべき」との声がある。
いずれにせよ旧広島市民球場跡地を広島市が言うように「新たな賑わいの場」として最整備する際には、この市民・カープファンにとっても大切な空間をどう扱うのがベストか、その論議は避けられない。
ひろスタ!特命取材班