最終クォーター残り1分まで、どちらに転ぶか分からないゲーム展開、という中で飛び出した田中成也、値千金の3P(トップ画像)
広島ドラゴンフライズは12月8日、広島サンプラザホールにクラブ史上3番目となる4,131人のブースターを集めて中地区4位の西宮ストークスと対戦。
54-57と3点のビハインドで突入した最終クォーター、残り1分で田中成也が値千金の3pを沈めて72-70とリードするとその後も朝山正悟の気迫の2pなどで加点し78-70で初代B2王者(2016-17シーズン)に競り勝った。
広島ドラゴンフライズの連敗は3でストップして西地区首位をキープ。
B2 第11節 GAME1
広島ドラゴンフライズ 78-70 西宮ストークス
1Q:20-25
2Q:20-12
3Q:14-20
4Q:24-13
対戦成績:16勝4敗
MOM:#24田中成也
【スターター】
広島:#0ジャマリ・トレイラー、#2朝山正悟、#3岡本飛竜、#12エリック・トンプソン、#24田中成也
西宮:#2ドゥレイロン・バーンズ、#3松崎賢人、#9谷直樹、#13道原紀晃、#33ランディー・ホワイト
スタンドは上の方まで満員
第1クォーター20-25、追いかける広島ドラゴンフライズは第2クォーター、残り3分を切って岡本飛龍が価値ある3 Pを1分少々の間に2本沈めて逆転に成功。
タイムアウトで佐藤優樹(右)と言葉を交わす岡本飛龍
B2で3P成功率トップを行く道原紀晃を徹底マーク。得点力もアシスト力も高いドゥレイロン・バーンズの動きも封じ込めにかかった。
相手の3Pを警戒してマークする#24田中成也
ビッグマン対決、ふたりがかりで押さえにかかる
しかし第3クォーターを14-20で取られ、得意の?最終クォーター勝負へ…
最終クォーター、なかなか追いつけない…
ファウルドローでフリースローを重ね、相手のファウルトラブルにも乗じて69-70として残り1分…
ここで田中成也の3Pが綺麗に決まってスタンドは大興奮!さらにエリック・トンプソンがディフェンスリバウンドを確実に取り攻撃へと繋ぎ、朝山正悟のジャンパーで追加点。残り36秒、74-70。さらにエリック・トンプソンがスティールしたところでアンスポーツマンファウルをもらい、このボーナススローを確実に決めて広島ドラゴンフライズリードのまま試合終了となった。
田中成也の3pが入った瞬間、文字通り飛び上がって喜ぶファン
広島ドラゴンフライズの放ったフリースローは計29本で13得点。特にエリック・トンプソンは20本で9得点だった。
フリースローを放つエリック・トンプソン
エリック・トンプソンは厳しい表情…
【主なスタッツ】
広島ドラゴンフライズ
◆得点
#12エリック・トンプソン19点
#24田中成也 18点
#2朝山正悟15点
◆リバウンド
#0ジャマリ・トレイラー18リバウンド
#12エリック・トンプソン18リバウンド
◆アシスト
#0ジャマリ・トレイラー6アシスト
西宮ストークス
◆得点
#33ランディー・ホワイト19点
#2ドゥレイロン・バーンズ 16点
#13道原紀晃13点
◆リバウンド
#33ランディー・ホワイト13リバウンド
◆アシスト
#2ドゥレイロン・バーンズ6アシスト
広島ドラゴンフライズ・☆尺野将太ヘッドコーチ
「バイウィークの過ごし方として選手は成長してくれた。そこが今日のゲームにしっかり出た。明日は良いシュートを打たせないようにすること、今日の勝負所のリバウンドのようにしっかりと取りきるところが鍵になってくる。明日は明日で新しいゲームをしっかり勝ちきりたい」
広島ドラゴンフライズ・田中成也
「今日はとにかく自分がアグレッシブに行こうと試合前から決めていた。それが出来てチームに貢献し勝利できた事は、チームにとっても大きいしこれをやり続けていこうと思った。日替わりでヒーローが出るようになればもっと広島らしく戦える。そういうチームになれるようにしたい。」
広島ドラゴンフライズ・エリック・トンプソン
「ディフェンスの要として、ディフェンスのところで貢献する事とそしてコミュニケーションのところで軸となりそこを見ていきたいと思っていた。戦う姿勢、スピリットというところをチームにもう1回もたらしたいと考え試合に臨んだ。結果連敗を3で止める事ができ、苦しい時間帯もあったが逆境をはねのけ勝ちに貢献する事が出来た」
西宮ストークス・ミオドラグ・ライコビッチヘッドコーチ
「前半はディフェンス面で良いプレーが出来ていたが、重要な場面で差が出たのはオフェンスリバウンドの部分。そこからのスコアというのが大きく影響した。明日は、しっかりとボックスアウトをしてディフェンスリバウンドを確保するという事を求めたい」