エミル サロモンソンの「ディス・プレー」がチームに勝ち点を引き寄せる(トップ画像)
明治安田生命J1リーグ第3節第1日。
サンフレッチェ広島は3月9日、アウェーのヤンマースタジアム長居でセレッソ大阪大阪と対戦、前半19分にエミル サロモンソンのゴールで上げた1点を守り切り、1-0で勝って開幕からの星取りを△△○として勝ち点5。
サンフレッチェ広島のリーグ戦勝利は2018年9月1日の鹿島アントラーズ戦(エディオンスタジアム広島)以来、12試合ぶり。
サンフレッチェ広島先発メンバー
GK 大迫敬介
DF 野上結貴
DF 吉野恭平
DF 佐々木 翔
MF エミル サロモンソン
MF 川辺 駿
MF 松本泰志
MF 柏 好文
MF 野津田 岳人
MF 柴崎晃誠
FW ドウグラス ヴィエイラ
交代
後半15分、野津田岳人→荒木隼人
後半27分、川辺駿→森島司
後半37分、エミル サロモンソン→清水航平
試合後、城福浩監督はテレビカメラの前にやって来ると”らしい”笑顔を見せて次のように話した。
「広島から多くのサポーターが来てくれて、彼らと一緒に喜び合いたかったし、何か久々でしたね…こうして勝利の味をサポーターと一緒に味わうっていうのが。まあ、ゼロで抑えられたので、そこが一番の要員かなと思います」
「自分たちでチャンスを作って、きれいな得点もいいんですけど、ああいう泥臭い得点というのはこのチームにとって必要ですし、それを守りきったところが価値があると思います」
「課題というか、攻撃というところで少し改善したいところはありますけど、何より勝ち点3を取るためのやるべきことをみんなやってくれたという意味では前向きに、次に向かえると思います」
「(中2日のACLに向けては)勝つことが一番の疲労回復になるのでこれをしっかりと3日後に繋げたいです」
開幕戦の同点ゴールに続いて勝ち点に繋がるゴールを決めたエミル サロモンソンは「きょうは笑うのを抑えるのが難しいね」とコメント。
そんな得点シーンは、およそ点が入りそうにないような流れの中で生まれた。
サンフレッチェ広島、得意の?遅攻から相手陣内にどう切り込むか、様子伺いの空気感が漂う中、相手が自陣ペナルティエリアに向けてサンフレ側の軽いジャブをかわそうとバックパス。
その時すでにエミル サロモンソンはボールに向かってダッシュをかけており、その動きに呼応したGK金 鎮鉉がファーサイドに引っ張られかけたところで、一度GKを指さしたDFマテイヨニッチが慌ててエミル サロモンソンにスライディング。
金 鎮鉉もそこに飛び込んで、3者がもつれ合う中で、素早く立ち上がったエミル サロモンソンの右足がこの勝負を制した。
他会場では…
札幌ドームの北海道コンサドーレ札幌が、サンフレッチェ広島が開幕戦で引き分けた清水エスパルス相手に5-2爆勝。”あの”アンデルソンロペスが大爆発の4得点。北海道コンサドーレ札幌は勝ち点6。
開幕から未勝利だった浦和レッズは、松本山雅FC相手に1-0で勝って、勝ち点4。
台風の目になりそうな大分トリニータは、サンフレッチェ広島が前節0-0で引き分けたジュビロ磐田を2-1で退け、アウェーで2勝目を挙げて勝ち点6。
未勝利だった鹿島アントラーズも湘南ベルマーレに1-0で勝って勝ち点4。浦和に鹿島。ACL組が地力発揮…
名古屋グランパスは試合終了間際のオウンゴールでガンバ大阪を振り切り、唯一の開幕3連勝と好スタートを切った。