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2019年07月29日
編集部

「最高の1球」を手にした尾道のエース・井上愛斗と、内野安打と盗塁でエースを攻略した広島商打線、第101回全国高校野球選手権広島大会決勝

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尾道
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トップ画像は、広島商打線を九回、無得点に封じてベンチに戻る背番号1、井上愛斗ら

第101回全国高校野球選手権広島大会第13日(7月29日)

広島市南区のマツダスタジアムで決勝があり、広島商が尾道に10-7で勝って15年ぶり23度目の夏の甲子園切符を掴み取った。

互いに死力を尽くした真夏のマツダスタジアム決戦には、両チーム合わせて27選手が出場した。鍛え抜かれた選手たちは球際に強く、素晴らしいプレーの連続となった。そんな中、主役をひとりだけ挙げるとするならば、それはやはり尾道の背番号1、井上愛斗(3年)だろう。

決勝までの5試合を継投で勝ち上がった広島商、ノーシードからの6試合で5試合に先発して4完投の井上。高校野球の投手起用法の在り方が論じられる昨今あって、両者はまさに好対照の投手起用法を駆使し、その流れをそのまま最後の一戦に持ち込んだ。

準決勝までと同じように130球、140球を投げて、みんなで「昨夏も今春も勝てなかった相手」から勝利を掴みとる。いつも通りの思いを込めた井上の第1投が、その後の流れを支配することになった。鋭い金属音とともに跳ね返ってきた打球は、踏み降ろした左足に当たってファーストの前へ。自身のベースカバーも遅れ、一番警戒していた天井一輝(3年)を出塁させた。

第2投。天井がスタート。山口明(3年)のセカンド送球はが大きく浮いたのは、バッテリーとしてのランナーへの警戒が甘かったからだろう。

「3点勝負、4点は厳しい」(戦前の尾道・北須賀俊彰監督)

だが初回、無死二塁を作られてから早々と2点を先制された。それまで44回投げて4失点。それがいきなりの2失点…内野安打1本のあとは相手の足にかき回され、守りのミスも重なった。

初回の悪い流れは三回にも尾を引いた。先頭の天井に死球を与え、また初球で走られた。直後のショート内野安打で天井をホームまで還らせた。けっきょくこの回は天井以下9人を縦続けに出塁させた。大量8失点。その裏、1点を返して1対10。

井上は中盤、二番手の滝本晴樹(3年)のピッチングをファーストのポジションから見守った。テンポ良くアウト3つ、が3度続いた。三回までとは見違えるような流れができた。迎えた六回裏、今度は一番からの攻撃で広島商のエース右腕、倉本裕翔(3年)から6点をもぎ取った。

四番・井上もセンター返しで繋いだ。そのあと六番・滝本、七番・河月琉貴(2年)、八番・板垣蓮(3年)に3連続タイムリーが飛び出した。

四番でエース。再び九回のマウンドに上がった井上は、二死二、三塁ボールカウント1-2から要警戒の九番・西森颯大のバットに空を切らせた。142キロを表示した渾身の1球は「これまでで最高の球」になった。1年生投手二人が繋いでくれた九回に、長らくチームの屋台骨を背負ってきたエースとしての、高校3年間の集大成…

その裏の反撃はならず、甲子園には届かなかった。だが、101回大会、令和最初の夏の決勝は、諦めないで戦うことの素晴らしさをまた広島の人々に知ってもらうこととなった。「最高の球」の感触を刻んだその右腕とともに、だ。

創部67年目で初の決勝に勝ち進んだ尾道と、大正、昭和、平成の時代を甲子園とともに歩んできた広島商。広島商OB監督同士による広島大会決勝戦は、結果的には際どい内野安打2本に足を絡めた”広商野球”の勝利だった。(ひろスポ!・田辺一球×高校野球取材班)

尾道
九回、尾道の関洸太はヘッドスライディング、一塁アウトでゲームセット

 

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