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2019年07月30日
編集部

大正、昭和、平成、そして令和の広島商もまた強し、尾道の”奇襲”封じた八回のワンプレーを手土産に甲子園の大舞台へ

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優勝が決まってすぐに整列を始める広島商ナイン、これも100年以上続く広商野球の一コマだ(トップ画像)

 

第101回全国高校野球選手権広島大会第13日(7月29日)

広島市南区のマツダスタジアムで決勝があり、広島商が尾道に10-7で勝って15年ぶり23度目の夏の甲子園出場を決めた。

それは令和最初の夏の甲子園切符でもあった。大正、昭和、平成に続く4元号連続の快挙。1916年(大正5年)の第2回大会初出場から1世紀以上に渡って甲子園とともに歩んできた”広商野球”は、次の100年に向かって歩み続ける。

初優勝を狙う尾道の主戦、井上愛斗(3年)を足を絡めて攻略した。多彩な変化球を操る右腕だが、キレのある球、球筋がバラける球種などがはっきりしていた。必然的に狙い球は絞られた。序盤3回を終えて10-1。

しかしエースナンバーの倉本裕翔(3年)が六回に6点を失い、勢いはむしろ相手ベンチの方が優るような展開になった。荒谷忠勝監督は七回、中尾要一郎(3年)をマウンドに送って、尾道二番からの攻撃を3人で封じることに成功した。

ところが八回、先頭の藤井亮輔(3年)に死球を与えて、スタンドは騒然。それでも中尾、山路祥都(3年)の広島商バッテリーは冷静だった。

ロングリリーフで広島商打線の前に立ちはだかる尾道の二番手、滝本晴樹(3年)を打席に迎え、初球はボール。相手はバントの構えを崩さない。2球目で藤井がスタートを切ると、バントはなし…素早く山路が二塁に送って二盗を阻止した。ここであっさり走られていたら、そのあとどうなっていたか…

一瞬のプレーの出来不出来が試合の流れを左右する。100年を超える広島商の歴史は「反省の歴史」。大正、昭和、そして金属バットの登場。時代や野球の質が変っても広商野球はダブルスチールや2ランスクイズなどで相手の隙を突き、自分たちは隙のない野球を目指す。

毎年6月には、広島市内のどこかに広い会場を借りてOB会が盛大に催される。参加者はおよそ1000人。選手にとってもチーム関係者にとってもそんな歴史の重みは重圧に繋がる。

と同時にOBの存在は選手たちにとっては憧れの存在でもある。あの達川光男さんに直接指導を受けたことで、どれだけ野球に対する視野が広がったことか。もちろん山路もそのひとり、そして達川さんもまた師と仰ぐ迫田穆成さん(竹原高校監督)ら、母校の大先輩たちから多くのことを学んできた。

10対7のスコアで広島商に軍配が上がった令和最初の決勝戦。ヒットの数では9安打の尾道に対して広島商は8だった。

二番手投手の出来が互いに抜群で、失点したのは両軍のエースのみ。逆に言えば広島商打線はゼロを6つ並べた四回以降の攻撃で課題を残したことになる。

優勝旗を母校に持ち帰った広島商ナインは夕方、地元局の中継で甲子園での活躍を誓っていた。

ところで広島商の校門のそばにある優勝プレートは、もう長らく10度目の空白プレートがそのままになっている。

平成の時代には残念ながらそこに新たな歴史を刻むことはできなかった。全試合継投勝ち、足を絡めた多彩な攻撃、広商野球の何たるかを知るた監督の手綱さばき、そして総勢136人の部員たちの熱い思い。100年以上ずっと最大のライバルである広陵をも倒して広島代表として乗り込む令和最初の大舞台では、あの校歌を何回聞くことができるだろうか。(ひろスポ!・田辺一球×高校野球取材班)

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広島商は大正、昭和と夏全国制覇を続け…

広島商
春・夏・国体で計9度の全国制覇を遂げてきた、そして10枚目のプレートが…

尾道
5回を投げ広島商打線を内野安打1本に抑えた尾道二番手の滝本晴樹

広島商
広島商のエースナンバーを背負う倉本裕翔

広島商
互いの健闘を讃えあう

 

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