トップ画像、奥中央が攻め込む山形ワイヴァンズのトリアン・グラム、その左がトーマス・ケネディ
広島ドラゴンフライズは11月18日、広島市東区のマエダハウジング東区スポーツセンターでB2第10節GAME1に臨み、山形ワイヴァンズに105-88のスコアで快勝、連勝を6に伸ばした。
3桁得点は2019-20シーズン3度目、しかし88失点は同ワーストタイ。
広島ドラゴンフライズは16勝2敗、勝率・889で西地区首位をキープすると同時に、18チーム中最高勝率。また得失点差+210も最多。
山形ワイヴァンズは4勝14敗、勝率222で東地区最下位。また得失点差-154は18チーム中ワースト。
広島ドラゴンフライズの先発は、:#1トーマス・ケネディ、#2朝山正悟、#3岡本飛竜、#8グレゴリー・エチェニケ、#24田中成也。
負傷リタイア中の古野拓巳の穴を埋めるのは岡本飛龍、田中成也も故障明け。そしてトーマス・ケネディは4試合ぶりの先発でジャマリ・トレイラー、グレゴリー・エチェニケとの出場2枠を巡る争いで後手に…
だが、この日は2018-19シーズンB2得点王+MVPの力を存分に発揮。プレータイム37分22秒はチーム最多で43得点、11リバウンドだった。
ただし、しつこくマークに行ったにもかかわらずトリアン・グラムにも51得点も入れられた…
例え相手が地区最下位チームであっても、攻守に渡ってハイレベルな40分間になる。B2での戦いでは、どこが相手であろうと隙を見せたら足元をすくわれる。
B2第10節GAME1
広島ドラゴンフライズ 105-88 山形ワイヴァンズ
1Q:26-21
2Q:32-23
3Q:20-23
4Q:27-21
入場者数:1,629人
おりづる賞:#9小澤智将
MOM:#1トーマス・ケネディ
フェアプレーのおりづる賞は小澤智将(中央右)とトリアン・グラム(中央左)
MOMとなり「一つ一つのポジションで勝つことを意識してそれができました」と話すトーマス・ケネディ
【スターター】
広島:#1トーマス・ケネディ、#2朝山正悟、#3岡本飛竜、#8グレゴリー・エチェニケ、#24田中成也
山形:#1中島良史、#2トリアン・グラム、#7古橋広樹、#37河野誠司、#41スティーブン・ハート
【主なスタッツ】
広島ドラゴンフライズ
◆得点
#1トーマス・ケネディ43点
#8グレゴリー・エチェニケ24点
#2朝山正悟17点
◆リバウンド
#1トーマス・ケネディ 11リバウンド
#8グレゴリー・エチェニケ10リバウンド
◆アシスト
#3岡本飛竜11アシスト
山形ワイヴァンズ
◆得点
#2トリアン・グラム51点
#41スティーブン・ハート20点
◆リバウンド
#2トリアン・グラム12リバウンド
左手に包帯を巻き戦況を見守る古野拓巳(右から二人目)
シュートに行く朝山正悟
巨体のスティーブン・ハートの攻めを止めにかかるグレゴリー・エチェニケ、左後方にトーマス・ケネディ
山形ワイヴァンズ、河合竜児ヘッドコーチ
今季、三桁の失点というところで正直悔しいのが本音です。首位を走っている広島さんだからこそ、もっと自分たちがファイトしている時間帯を増やしたかった。その中での敗戦だったらまだ良かった。あしたはもっといいファイトをして1点差でもいいから勝ちにいきたい。
広島ドラゴンフライズ、堀田剛司ヘッドコーチ
最初、ミーティングでも勝つカギはディフェンスだと伝えました。この前の茨城戦もタフなゲームでしたが、最終的に勝ったのはディフェンスを頑張ったからだと思うので。で、山形さんの外国人選手が得点力あると言い続けて練習もしましたし…。悪いデフェンスはしてなかったです。でも特にグラム選手は50点以上取ってますしタフショットを打たせても入って、あしたは考えないと。80点以上取られてしまっているし、私たちは(いつも)70点以内には抑えたいので。
古野選手もケガでいないし、田中選手もケガ明けでそんなに出さなかったですけど、いいディフェンスをしていました。課題はあっても朝山キャプテンがコート上でうまく落ちつかせてくれていました。
私もトーマス・ケネディ選手に関して巧く使いきれてない部分があったのですが、きょうすごくフィットしてうまく活かせたので僕としても安堵感があります。グラム選手にマッチアップする、そこでしっかりディフェンスをやってくれと練習から頼んでいました。50点は取られましたがいいディフェンスをしてくれました。
トーマス・ケネディの話
良い流れの中でプレーができました。これまでと大きな違いは非常にエネルギーを持つことができたところと、きょうはミスが出ても切り替えて、取り返す姿勢と気持ちを出せたことが大きいと自分としては感じています。(ゲーム終了後にTKコールを聞いて)気持ち良かったし、ハードにプレーすることを続けようと思った。