画像はノエビアスタジアム神戸
2016年1月、スポーツ庁調べの「国内主要スタジアムの現状」というデータがある。
対象のスタジアムはFIFAワールドカップ2002 Korea/Japan 日本会場となった10カ所。W杯仕様だから当然、いずれも巨大スタジアムである。
観客席で言えば7万人以上と6万人以上と5万人以上が1カ所ずつ、4万人以上が6カ所、3万人以上はノエビアスタジアム神戸だけだ。
以下、その主な数字をまとめてみた。
2014年度の調べで、収支が+なのは、日本ハムファイターズと北海道コンサドーレ札幌がホームスタジアムにしている札幌ドームだけ、となっている。
収支だけを見れば2002年、日本は負の遺産を抱え込んだことになる。
以下、この表の見方
スタジアム名(別称があれば併記)
所有者・管理運営者・観客席数
2002年4月から2015年10月の間のサッカー代表戦試合数、数字は重複(収容率8割以上・同9割以上)
稼働日・入場者数(単位万人、1000単位四捨五入)
+は収入-は支出、収支差
指定管理料(単位億円)
収支差+指定管理料(単位億円)
札幌ドーム
札幌市・(株)札幌ドーム・41,484席
代表戦5(4・4)
稼働134日・266万人
+37・2 -32・3 +4・9
指定管理料なし
+4・9億円
ひとめぼれスタジアム宮城(宮城県総合運動公園宮城スタジアム)
宮城県・宮城県スポーツ振興財団とセントラルスポーツグループなど・49,113席
代表戦4(3・3)
稼働119日・16万人
+3・4 -9 -5・6億円
指定管理料+5・7
+0・1億円
鹿島県立カシマサッカースタジアム
茨城県・(株)鹿島アントラーズエフ・シー・40,301席
代表戦1(0・0)
稼働76日・35万人
+2・4 -2.9 -0・5億円
指定管理料+0・6
+0・1億円
埼玉スタジアム2002
埼玉県・(公財)埼玉県公園緑地協会・63,700席
代表戦27(22・16)
稼働52日・96万人
+5・9 -8・8 -2・9億円
指定管理料+3・2
+0・3億円(スタジアム含む全体)
日産スタジアム(横浜国際総合競技場)
横浜市・横浜市体育協会、横浜F・マリノス、管理JV共同企業体・72,327席
代表戦19(14・5)
稼働78日・104万人
+2・3 -7.5 -5・2億円
指定管理料+4・7
-0・5億円
デンカビッグスワンスタジアム(新潟県立鳥屋野潟公園新潟スタジアム)
新潟県・アルビレックス新潟、都市緑化センターグループ
代表戦7(6・6)
稼働81日・56万人
+1・2 -3・1 -1・9億円
指定管理料+2・0
+0・1億円
静岡県小笠山総合運動公園エコパスタジアム
静岡県・静岡県サッカー協会グループエコパハウス
代表戦5(3・1)
稼働142日・30万人
+2・2 -8・1 -5・9億円
指定管理料+6・1
+0・2億円
ヤンマースタジアム長居(大阪市長居陸上競技場)
大阪市・長居公園スポーツみどり振興グループ
代表戦11(11・4)
稼働108日・56万人
+4・0 -6・0 -2・0億円
指定管理料+3・0
+1・0億円(タジアム以外の施設も含む)
ノエビアスタジアム神戸(神戸市御崎公園球技場)
神戸市・神戸ウイングスタジアム(株)
代表戦4(4・3)
稼働92日・43万人
+4・0 -6・1 -2・1億円
業務委託料+2・4
+0・3億円(タジアム含む全体)
大分銀行ドーム(大分スポーツ公園総合競技場)
大分県・(株)大宣
代表戦5(4・3)
稼働79日・45万人
+0・1 -3・8 -3・7億円
指定管理料+3・7
+-0(スタジアム以外の施設も含む)