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2016年03月03日
編集部

3月3日午後3時から、サンフレッチェ広島の久保允誉会長が旧広島市民球場跡地への新サッカースタジアム概要発表で”サンニンハヤシも笛太鼓…?”

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久保允誉会長
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2015年12月、優勝パレード前に原爆慰霊碑に森保監督らと献花に訪れた久保允誉会長

 

サンフレッチェ広島の久保允誉会長が3月3日午後3時から、旧広島市民球場跡地への新サッカースタジアム「Hiroshima Peace Memorial Stadium」概要を広島市内で発表する。

市民、県民、国内外のサポーターが大きな期待を持って注目している。様々なメディアを通じてその詳細が直接、市民らの目に触れる工夫が求められる。

ひろスポ!の調べではすでに32人の読者のうち30人が旧広島市民球場跡地へのスタジアム建設を強く希望、2名は「どちらでもよい」としている。一方で広島みなと公園への建設を支持する声はゼロ。松井市長、湯崎知事、商議所の深山会頭の3者会談とその下に設置された作業部会が「広島みなと公園優位」としているのと正反対の結果となっている。

作業部会では、ここまで交通量調査や建設に向けた課題などを独自にまとめ、端的に言えば「旧広島市民球場跡地での建設は課題が多く建設資金も高くつく。広島みなと公園は交通渋滞など課題もあるが調査の結果、まあまあOK、ただ港湾関係者の反発が強くどうしたものか…このままじゃヤバ過ぎる」という状況を”創り出した”。

湯崎知事らは「サッカースタジアム検討協議会(2014年11月に提言書を3者会談に提出)の結果を受けて」、「広島みなと公園優位」としたのだから何の問題もない、という立場をとる。しかし、そこがすでに大きなボタンの掛け違え!サッカースタジアム検討協議会のメンバーの中でも強引に「宇品」をねじ込んできた感ありありの三浦浩之会長と 山根恒弘副会長の手法が、現在の港湾関係者からの強烈な逆風を呼んでいるのは明らかだ。その経緯をもう一度、記す。

 

2012年9月
サッカースタジアム建設早期実現を目指す「START FOR 夢スタジアム HIROSHIMA」発足、20万署名目指し活動開始。

2013年1月
県サッカー協会・サンフレッチェ広島後援会・サンフレッチェ広島の3者は、369,638件の署名簿を広島市・広島県・商工会議所へ提出し、サッカースタジアム建設「早期実現」に向けた検討委員会の早期立ち上げを要請。

2013年5月
サッカースタジアムについて、その規模、建設場所、管理運営方法、事業スキーム、事業収支、類似施設との棲み分けなどといった整備に係る諸課題について議論し、解決策(あるべき姿)を取りまとめ、行政や経済界へ提案する目的でサッカースタジアム検討協議会スタート。
委 員は次の11名。(当時の役職など)
鵜野 徳文(公益財団法人広島県サッカー協会 特任理事)
加藤 厚海(広島大学大学院社会科学研究科 准教授)
加藤 義明(公益財団法人広島県体育協会 会長)
川平 伴勅(一般財団法人ひろぎん経済研究所 理事長)
小谷野 薫(株式会社サンフレッチェ広島 代表取締役社長)
高木 彬子(株式会社アンデルセン・パン生活文化研究所 相談役)塚井 誠人(広島大学大学院工学研究院 准教授)
永田  靖(広島経済大学経済学部 教授)
野村 尊敬(公益財団法人広島県サッカー協会 名誉会長)
三浦 浩之(広島修道大学人間環境学部 教授)(同委員会会長)
山根 恒弘(公益財団法人広島市スポーツ協会 会長)(同副会長)

2013年10月
17日付中国新聞朝刊一面に、「広島市中心部へのサッカースタジアムについて建設すべき38パーセント・広島知事選世論調査」の見出し。なおどちらとも言えないが42・6パーセント、建設すべきでないは16・5パーセント。

2014年4月
旧広島市民球場跡地への、複合型サッカースタジアム建設を目指すサンフレッチェ広島などが主催する第5回夢スタジアムシンポジウムが広島市中区の広島国際会議場であり、エディオンスタジアム広島の交通アクセスの悪さの実態、2014Jリーグ欧州スタジアム視察の事例、サッカースタジアム検討協議会の進捗状況などについての報告がなされた。また、過密スケジュールの合間を縫って、森保一監督も出席。200人近い参加者に向けて、新スタジアムの魅力などを自分の言葉で直接、サポーターたちに伝える。

2014年11月
第19回サッカースタジアム検討協議会で「最終とりまとめ」。しかし、スタジアムの具体的な資金調達方法、建設主体、具体的なスタジアムの機能すらまともに検討されないばかりか、建設候補地も
旧市民球場跡地と広島みなと公園の2か所 併記で終了。なお、旧市民球場跡地の優位性を明快に述べたのは小谷野、野村、永田の各委員。広島みなと公園を推したのは一部委員と委員会をまとめた三浦、山根両委員。
※物流ゾーンにスタジアム、というミスジャッジ!このことが「宇品地区港湾関係者の猛反対」という”大波”を誘発することになる。

2015年1月13日
松井市長、湯崎知事、広島商工会議所の深山会頭、県サッカー協会の小城会長のトップ4者が初めて集まり広島市役所で会談。小城会長がトップ会談からの”離脱”を表明。松井市長が議事進行して「すみやかに作業部会を設置して、前半で候補地を絞り込み、事業主体を決め、またトップ会談。そののちスキームを決め来年、トップ会談で結論を出す」とまとめて終了。

1月22日
広島の街づくりの現状に強い危機感を抱くと同時に、サッカースタジアム検討協議会の「結論ありき」の流れに失望した!?サンフレッチェ広島の小谷野社長が4月の広島市長選立候補を正式に表明。

ひろスポ!記事
hirospo.com/wp-admin/post.php?post=13015&action=edit

1月26日
松井市長が、新サッカースタジアム建設場所について、サッカースタジアム検討協議会の野村委員に、旧広島市民球場跡地をその候補地からすでに外し広島市南区の「広島みなと公園」1本に絞り込んでいることを伝えたことが広島市議会の公式の場で判明。「結論ありき」が暴露された格好に。

3月28日
ひろスポ!に宇品地区へのスタジアム建設に関して「港湾関係者」の切実な声がメールで届く。以下はその記事。

「あす広島市長選告示、だが宇品・出島地区の港湾関係者から広島みなと公園へのサッカースタジアム建設にブーイングの嵐、「サンフレは2位でいい」発言の時以上に松井市長の立場が厳しくなる可能性大」
hirospo.com/pickup/16588.html
※すでにこの時点で「港湾関係者」は強い反対の声をしっかりあげている。

4月12日
広島市長選、多くの推薦を取り付けた松井市長再選で小谷野氏大敗

7月22日
2度目のトップ会談。しかし前回の広島市役所から広島商工会議所に場所が変わり、松井市長仕切りから湯崎知事仕切りに会談の”主体性”もチェンジ。候補地の絞り込み、事業主体、今後のスケジュールについて確認。

メディアからの質問の際にひろスポ!は「宇品は港湾関係者らがすでに非常に問題が多い、と大反対している、これは国内外の広島港利用業者、それにマツダなどの死活問題、そういう認識があってまだ宇品か?お答えはどなたでも構いません」と質問。

松井市長沈黙…で「私が答えましょう」と湯崎知事。そして「だからしっかり調査する」と返答。

以上、時系列で見ればサッカー関係者や市民、県民、サポーターの思いとは別の力で半ば強引に広島みなと公園へと誘導してきた流れが浮き彫りになってくる。

こうした異常事態ゆえに、サンフレッチェ広島自らが自らのプランを披露しなければならい日を迎えるに至った。広島市、県、商議所と対峙してまで市民らの声、平和を希求する思いを世界に届けるために…

単なる絶句…

ハナシ ヲ ツケマショ ホントウニ…

ミンナ デ メザソウ スタジアム

サンニンハヤシ モ フエタイコ

キョウ ハ タノシイ ヒニシマショ…

広島新サッカースタジアム取材班

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