まったくファンからスルー状態で快調に撮影を続ける広島テレビクルー、お笑いコンビ三四郎の姿も確認できる(トップ画像)
広島の日南キャンプ3日目。土日の日南市天福球場は昨年までと比べてファンの数が激減、という状況を伝えたが、月曜日の3月3日もそれは同じ。
東スポが「広島・日南キャンプ 松坂フィーバーの影響で観客減?」の見出しで3日、午前11時にネット記事を配信してひろスポ!に追随してきたが、「松坂」で観客大幅減となったワケではないだろう。確かに日南から至近距離の南郷にいるパ・リーグ王者の西武キャンプはハード面の充実も進み、ファンの数も増えてはいるが…
日南キャンプ初日から3日間のうちに現地で聞いたファンの話を総合すると「これぐらい少なくなってよかった」という声が多かった。
要するに長らく日南に足を運んできたファンにとって、黒田博樹氏の広島復帰に端を発したカープ人気と広島3連覇でピークに達した感のある昨年までの異常な盛り上がりは”ありがた迷惑”でしかなく、やっと落ち着いて選手をウオッチングできる状況が戻ってきたということか。
さらに、にわか!ではないファンに観客激減の理由を尋ねると「優勝しなかったから」、「コロナウイルスの影響」「チケットが取れないから、それならもういい、となったのでは?」の3大理由に加えて「長野さんと菊池選手がいない」「なんか応援したいオーラが…」「直接、キャンプ地まで足を運んで選手に頑張って、と声をかける雰囲気が弱くなった」という趣旨のものもけっこうあった。
選手の魅力ダウン?
それが事実なら一大事、だ。
その真意はともかくとして、現実にファンの数は少なくなった。東スポでは昨年と今年の数字も具体的に記されていたが、こうした数は担当者がキャンプ地の雰囲気を俯瞰して発表する目安に過ぎない。
これまでなら長蛇の列ができる、無料配布の大分の郷土料理、だんご汁も並ばずにもらえるほど。昨年までなら人だかりができていたローカル局ロケ隊も取材フリー状態。カープファンが盛んに行き来していた油津商店街や商店街から球場を結ぶカープ1本道も閑散としている。
だんご汁はちょうど並んだ人の数だけで終了になった、500人先着だった、非常に美味…ぜひ大分観光へ!
午前10時前の天福球場への「カープ一本道」誰もいない
油津商店街、昨年までならカープユニのファンが行き来していた