画像はマツダスタジアム駐車場内で見かけたNHKの中継用車両、詳しくはわからないがNHKは中継可能な”即応体制”で2・23に臨んでいた
広島で、読者ニーズを最優先し、カープに批判的な記事を書いて、何がいけないのか?
思わずそう言いたくなる、2月23日のマツダスタジアム、抽選券配布までの”大本営発表”中心の地元メディアの報道姿勢に抗うように、ひろスポ!では現状をアップし続けてきた。
では、抽選券配布のあと、各メディアはどう報じたか?
NHKは23日午後8時19分にネットに「プロ野球 広島 新型コロナ感染懸念の中 抽せん券配付 」のヘッドラインで記事をネットにアップしている。
テレビ新広島は午後6時30分に「当たるかな!?カープ公式戦チケット抽選券を配布」のヘッドラインの記事をアップしている。
ひろスポ!には「ハイリスク、ローリターン、抽選に当たる確率と新型コロナをもらう確率どちらが高いでしょうかね?」のメールが届いている。
ブラックなジョークで本当に申し訳ないが「当たるかな」で言えば、希望するカープ公式戦チケットより、インフルエンザなど感染症の確率の方が高い?
改めて詳しく報じる予定だが、抽選券で仮にチケット購入の権利が当たっても、それで終わりではない。
希望日に希望する席を買えなければ、わざわざ時間とカネを使い、危険を顧みずマツダスタジアムに足を運んだ意味がない。23日にマツダスタジアム近くのコンビニなどに集まっていた転売ヤーたちがまた暗躍するだろうから、この問題の根は深い。
24日付の中国新聞一面見出しは「大きな混乱なし」。25面見出しも「混雑解消対応を評価」「カープ抽選券ファンの声」となっている。
一方、朝日新聞の広島版は「カープ抽選券 混乱 感染 ダブル対策」「目立ったトラブルなし」のヘッドライン。
読売新聞の広島版はサンフレッチェ広島のホーム開幕戦と併せて「新型肺炎3連休厳戒」の見出しを、エディオンスタジアム広島とマツダスタジアムの記事の中央にレイアウトした。
毎日新聞の広島版は「カープ抽選券4・6万枚厳戒配布」のヘッドラインだった。
また毎日新聞は23日午後7時41分にネットニュースに配信。この記事のヘッドラインは「新型コロナ怖いけど、カープが見たい! 公式戦チケット抽選券配布に4.6万人」でファンの心情をよく反映したものになっている。
そう、みんな何も考えていないワケではい。怖いのにマツダスタジアムに来てしまった。誘蛾灯に集まる昆虫のようだ。
各メディアの記事内容は、昨年の大騒動に比べてスムーズに抽選券が配られたこと、マツダスタジアム場内に消毒液が置かれていたこと、そもそもこの抽選券配布は転売ヤー対策であることなどが紹介されている。昨年が酷すぎただけの話だ。
それに、ここで詳しくは触れないが、転売対策と抽選券配布は別次元の話だ。往復ハガキで抽選すれば済むからだ。
よって、これはどうしてもファンをマツダスタジアムにファンを呼び寄せたい、ある意味、球団のエゴと考えることもできる。
以上を考慮すればNHKの…
「プロ野球 広島 新型コロナ感染懸念の中 抽せん券配付 」のヘッドラインが最も適切で視聴者のニーズに合った見出しのつけ方ではないか?
ブラックついでにもう一発…
23日にマツダスタジアムを訪れ、席のために咳が止まらない…、今後そういう状況に直面した方は、東京からでも大阪からでも福岡からでも、地域は問いませんのでぜひ、ひろスタ特命取材班まで…
メールアドレスは…
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