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2020年02月25日
編集部

巨人投手陣軽く粉砕!小園だけじゃない、西川、坂倉、上本からルーキー石原貴に至るまでスイングに磨き、「360度見える」朝山東洋打撃コーチ恐るべし

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朝山 小園
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画像は小園に「バレンティンのように…」と説く朝山打撃コーチ

ひろスポ!は何も”サイン色紙転売ヤー”の排除や、”コロナ決死隊”を取材するためにあるのではない。

本来ならカープナインの未来を想像しながら、ファンにより有益な情報を提供することがその”使命”と考える。

2月1日以降の、ひろスポ!記事の中に次の3本がある。

1本目は2月5日、日南第1クール最終日掲載…

バレンティンのように振り切れ!朝山打撃コーチの教え守り小園のロングアイアンショットさく裂!田中広輔との開幕ショート争いリード、広島日南キャンプシート打撃

そう、この時点で小園の手にした”ロングアイアン”は驚くような”仕事”をするようになっていた。

この記事の頭の画像は朝山打撃コーチが小園に「バレンティンのように振り切れ」と助言している時のものだ。

もちろん全部、ブンブン振り回せ、という意味ではない。強い真っすぐに負けないスイング。まずこれが第一。次にスイング軌道。ここでは詳細に触れないが、朝山コーチは小園のスイング軌道をこのキャンプでより確実な、より鋭いモノに変えてきた。

 

2本目は沖縄キャンプ開始前日の2月12日配信のこの記事。

日本一早い?佐々岡カープの開幕スタメン予想!一番野間、三番西川、五番松山と左が続き七番は…

この記事の中では控えめに小園の開幕「八番・ショート」を予想した。小園選手には失礼なことをした。当然、もっと上位を打てる。なんせ、将来はカープのクリーンアップ候補だ。

3本目はコレ。

日南キャンプ最終日、改めてわかった鈴木誠也の凄み…

やはり2月12日に配信した。

 

鈴木誠也の「凄み」はホンモノで朝山コーチも「本人に任せている」とテレビ・新聞に言い続けている。

誠也に続くのが龍馬。西川も主砲の”バケモノ具合”に徐々に近づきつつある。目指すは”丸越え”だ。

その他の野手の打撃は、朝山&迎の両打撃コーチが見て回る。高ヘッドコーチもそれに加わっている。佐々岡監督が攻撃面は、この3人のコーチに”委託”しているからだ。

昨季まで一軍にいた東出コーチが二軍に回り、朝山コーチが一軍へ。右打者の打撃コーチふたり。やや変則になった。

広島の主力キャンプには西川、小園のほか、田中広、安部、野間、松山(離脱中)、坂倉、曽根、それにルーキーの宇草と左打者が大勢いる。

田中広は別格だが、その他の左打者には常に朝山コーチの目が光っている。朝山コーチはある選手にロングティのトスを上げながら、その後ろでティ打撃を行っている選手のスイングにキレがなければ、すぐに「そこしっかり振れ」と声をかける。

「360度見える」のが自慢?のようだ。

2月24日、キャンプ仕上げの巨人戦(那覇セルラースタジアム沖縄)。

途中出場の小園は四回の第1打席、桜井の真っ直ぐをバレンティンのように振り切った。バットは折れたが、打球はライトポールぎりぎりのファウル。そのあとインハイの143キロを右前に弾き返した。150キロ越えの真っ直ぐに負けないスイングだからたやすくさばく。

七回の第2打席では高田から弾丸ライナーの右越えソロを放った。初球のスライダーがボールになったあとの真っ直ぐを、これまた振り切った。143キロの真っ直ぐだった。高田は岡山・創志学園高出身のプロ4年目右腕で自慢のはストレートが武器。しかし高卒2年目の小園の方が遥かに上手だった。

九回の第3打席でも小園は鍵谷の高めに来て落ちないフォークをセンター右への二塁打にした。

2月25日付のスポーツ紙には「小園諦めない」「田中リード」などの文字があったが、それは違うだろう。

そりゃ、聞かれれば小園は「ショートは諦めません」と答えるだろう。だが、すでにそういう次元の話ではないのではないか?

小園の対外試合の打率が3安打するまで1割台だった、だから不調、という流れをスポーツ紙は作っている(作りたい?)ようだが、高ヘッドも佐々岡監督も小園の打撃はずっと「調子いい」と言っている。試合結果だけじゃない。練習の「質」をどう見るか?

小園は「量」でも群を抜いている。25日もコザしんきんスタジアム早出でただひとり内野守備練習に取り組んだ。キャンプ期間中、ずっとそうだ。ショートだけでなくサードもセカンドでも準備する。小園の打力がそうさせる。

巨人戦では「三番・坂倉」も試された。抜群の打撃センスが緒方カープでは埋もれていた。初回、巨人先発のサンチェスの真っ直ぐを軽々と右中間に打ち返して適時三塁打にした。第2打席でも桜井の変化球を強く振って右前打にした。

1イニング限定登板のサンチェスには安部も3ランをお見舞いした。

左打者だけではない。朝山コーチが日南第1クールですぐスイング軌道修正に着手した大卒新人キャッチャーの石原貴規も九回、最初の打席で鍵谷の変化球を引っ張り二塁打にした。

ちなみに鈴木の2打席は犠飛と四球、西川は左前打と右前適時打だった。

2月23日、コザしんきんスタジアムであったオープン戦第1戦。六回、打線は阪神の能見に襲い掛かった。

先頭の西川はあわや、という大きな中飛。そのあと三好は左翼線二塁打、堂林はショート後方適時打、曾澤はセンター左へ適時二塁打、代打の小窪は中前打、上本は死球、野間は二ゴロで二死満塁、小園は抜けそうなセカンド適時内野安打、宇草はセンター右への適時打、代打の正隨は左前適時打…

火だるまになった能見、ベテラン左腕なす術なし、だった。

上本は能見との対戦の前に、藤波の155キロ前後の真っ直ぐにも振り負けず、けっきょく四球を選んでいる。朝山コーチは上本にも熱心に心得を説いている。

けっきょく広島打線はオープン戦3試合で計30点を叩き出した。

二軍で数々の実績を残してきたことはすでに広く知られているが、改めて分かった朝山打撃コーチの凄み…

昨季、田中広の離脱やバティスタの出場停止などで得点力が大幅に低下した広島打線ではあるが、佐々岡新体制の下ではまた一味もふた味も違った攻撃を見せてくれそうだ。(ひろスポ!・田辺一球)

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