画像は2月23日、抽選券を求めてマツダスタジアムに向かうファン
3月2日午前8時57分、愛媛新聞オンラインの「県内初の新型コルナウイルス感染者確認と発表 中村知事」のニュースが配信された。感染ルートには一定の予想が立てられるケースだが、四国では徳島のひとり、高知のふたりに次いで3県目となった。
広島と愛媛は非常に関係が深い。
その広島県。3月2日午前10時にひろスタ特命取材班が広島県庁、健康福祉総務課(電話082-513-3030)に電話で問い合わせた。
次の記事の件で、広島県がHPにこの情報をアップしたのが2月29日(土)だったため月曜日を待った。
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マツダスタジアムでの抽選券配布前に、新型コロナウイルス窓口相談数急上昇…すでに広島県内64件のコロナ検査実施(2020年2月29日掲載)
hirospo.com/pickup/64090.html
広島県のHPにある「新型コロナウイルス感染症に係る相談窓口への相談状況及び新型コロナウイルス検査の実施状況について」には「相談窓口への相談状況(速報値)」が記されている。
1月29日から2月2日は相談件数468件
2月3日から9日は同437件
2月10日から16日は476件
2月17日から23日は1,414件
なぜ、こんなに相談件数が跳ね上がったのか?
さらに、相談の中での詳細となる「症状等の健康相談」もそれまでの4倍から5倍に急増している。
実は国内の感染者数もこの時期に急増している。
2月14日は20名以下。それが23日には100名を越えた。
だが、相談件数の中にある「その他」の相談内容もそれまでは92件、120件、120件だったものが378件と急増…相談件数はその後、1日ごとに変更され、件数はどんどん増えている。その他の相談も、だ。
以下、電話口担当者とのやりとり。
―ネットニュース、ひろスポ!と申します。なぜ県では1月22日~2月3日の週から「相談窓口への相談状況」を把握されていたのに、HP掲載が先週末にズレ込んだのでしょうか?
担当者「…ちょっと私は把握しておりません。そうなった事情があるのでは、と考えます」
―「相談窓口への相談状況」の見方ですが、相談件数の右側の項目は相談者と担当者のやりとりをより詳しく記したもの?
担当者「そうです」
―2月17日から23日は1,414件、相談急増の理由は把握されていますか?
担当者「その時期に、新型コロナウイルス感染に関する報道が増えたことによる影響だと考えます」
―相談内容は電子記録で分類などされてますか?
担当者「ある程度までは、はい」
―2月17日から23日は1,414件、あまりに急激な増え方ですね。何かほかに相談の中に特別なものはありませんか?
担当者「…」
―カープが4万人以上の人をマツダスタジアムに集め抽選券を配ったのは23日です。この件で相談は?
担当者「あると思います」
―思います、じゃなくてありましたか?
担当者「ありました」
―何件ぐらいでしょうか?それに、相談の中で「その他」がそれまでの3倍になっていますね。
担当者「件数はちょっと…」
やりとりは以上。
ひろスタ特命取材班
広島県新型コロナウイルス関連情報
www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki/50/korona-soudan-kennsai.html
さらに詳しい情報は、2000年10月よりカープをウオッチングし続けている(一日も休まず更新中)携帯サイト「田辺一球広島魂」