日南・天福球場前の飲食テーブル、例年に比べるとずいぶん空席が目立つ日や時間帯が多かった
「カープ菊池涼介 結婚していた!お相手は元CAで4月出産予定」のヘッドライン。「3月3日0:00というタイミングでヤフーニュースに記事がアップされた。配信元は「女性自身」。記事内容からはおそらくフリーの記者が菊池涼介選手の周辺に密着していたことがうかがえる。
だが、そんなことは一部ファンの間ではとっくの昔に知れ渡っていた。「なんで公にしないのだろう」と…。広島は狭い。
シーズンオフのネタにはうってつけ。普通ならスポーツ紙が一面で抜くだろう。今回に関してはスポーツ各紙はおそらく知っていてスルーしたはずだ。
菊池涼介選手はメジャー挑戦を早くから公言し、ポスティングシステムを使って実際に海を渡るアクションを起こした。が、2019年、年の瀬になってその思いを断念した。
その原因も、すでに入籍を済ませているお相手と話し合ってのこと、と話す関係者もいる。いずれにせよ、プライベートなことに、ひろスタ特命取材班は迫るつもりはない。(ただし、菊池涼介選手も、やはりメジャー挑戦を公言している鈴木誠也選手も東京出身、ここは抑えるべき点だ)
とはいえ、ファンはそんなことは言ってはおられないだろう。応援する選手のことはやっぱり気になる。
ひろスポ!では他媒体がスルーする中、2月の日南キャンプでファンの数が異常に少ない状況を報じた。
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こうした取材を通じて印象に残った言葉がある。
「誠也選手が結婚したし、菊池選手はメジャー挑戦がああいうことになって、しかもつきあっている女性もいるし、それに優勝してないし…応援しようという気持ちが…」
入籍しようが、同棲しようが、グラウンドでガッツプレーを続けてくれるなら問題なし…とはならないのか?すでに死語となりつつある?カープ女子と女心、を理解することは難しい…
でも数字は正直だ。
日南市天福球場前での関連グッズや飲食ブースでの販売額は昨年比で大幅にダウンした。それは沖縄市のコザしんきんスタジアムも一緒。
この中で一番深刻なのが、球団収入の4本柱のひとつ、カープグッズの売り上げ動向だ。「例年の半分程度にまでダウンしているのではないか」という声すらある。
※4本柱は入場料収入、広告収入、グッズ販売収入、放映権など権利に関する収入。
そこに新型コロナウイルスの脅威が暗い影を落とす。カープグッズの多くは中国での生産ラインに乗っているのではないか?
契約解除となったサビエル・バティスタ選手も人気選手のひとりだった。巨人に移籍した丸佳浩選手もそう。
鈴木誠也選手もやがて海を渡る、と広く認識されるようになった。
3月2日は「カープ預金」の受付開始日でもあり、広島銀行ともみじ銀行は終日、その対応に追われた。
一定額の定期預金契約でカープグッズがプレゼントされる。早いもの勝ち!毎年、莫大な額の預金が集まる。
カープの存在がいかに広島県民、ファンに身近なものであるか。カープとファンとの関係はやはり特別だ。公式戦チケット購入を巡る大騒動も例年とあまり変わらない。
その一方で、キャンプ地の賑わいからは勢いが消え、カープグッズ売り上げは大幅ダウン。そこに新型コロナウイルスの脅威が加わり、カープファンにとっては、ひたすら応援していた?昨シーズンまでとはかなり趣の異なるシーズンになりそうだ。
ひろスタ特命取材班