3月21日の23時まで待ったが、サンフレッチェ広島から試合結果のリリースが来ない。
…なので、ここでつぶやく。
「城福浩監督、お誕生日おめでとうございます!」
勝手に想像するに城福浩監督はどちらかと言えば大学教授向きだ。Jリーグの監督がダメだという意味では決してない。
いろいろ研究して、時には哲学的なところにまでその考えか及ぶ。
どうすれば学生(選手)たちに充実した時間を過ごしてもらえるか?
平時でもそうだが、今は有事だ。
きっと城福浩監督も大変な毎日を送っているに違いない。もちろんグラウンドを離れたあとでも…コーチ陣もそうだ。
サポーターとの接触ゼロだから、よけいそうだ。
もっと来てよ!とこれまではそんな感じだったけど、今はそうもいかない。
クラブ側では動画サイト「sanfreccechannel 」を使ったサポーターとのコミュニケーションの場を設けているが、大きな広がりにはなりにくい。
きょう付(3月21日)の中国新聞スポーツ面に「21日の県外でのJクラブの非公式での練習試合」との表記があった。
クラブに問い合わせると「取材NGです」という。
鹿島アントラーズと北海道コンサドーレ札幌はこの日(21日)、カシマスタジアムで練習試合を行った、その模様がはクラブの練習試合としては初めてDAZN(ダ・ゾーン)でライブ配信された。
DAZNはここぞとばかりにどんどん出てくる。
プロ野球の練習試合も球団の意向で契約しない広島以外の11球団の主催試合を生中継している。
カシマスタジアムでの中継が決まったのは試合2日前だという。実況アナウンサーに解説者付きの公式戦さながらのDAZNライブ配信が実現した。
公開、非公開は常について回るのがこの世界。そこに新型コロナウイルス感染拡大余波…
もう何が何だか分からない状況で、何を優先するか?
Bリーグのように、一度は無観客で公式戦を再開して、またすぐにストップした例もある。Jリーグもこの先どうなるか難しい選択を迫られる。
そんな中、サンフレッチェ広島はJ1リーグ戦の第1節から首位を”独走”中!城福浩監督とサンフレッチェ広島イレブンにしてみれば、オフからキャンプ、キャンプからシーズン開幕とすべてをそこに捧げてきたのに、いきなりの中断に加えて、いまだ開幕時未定…
なんという不運…
「21日の県外でのJクラブの非公式での練習試合」についてどうこう、言う必要はない。それは臨機応変にやっていけばいいことだ。
一方で、せっかく最高のシーズン開幕ダッシュをかけながら、市民・県民・サポーターとサンフレッチェ広島が触れ合う場がなくなっている。練習の見学も感染防止のため不可。
幸い中国放送出身の仙田信吾新社長がメディアへの選手の露出を奨励しているため、ローカル番組で選手の姿を見る機会は増えている。
あとは地元企業(クラブスポンサー)とのタイアップでどんどん選手を起用したCMを”これでもか!”というぐらい流して、顔と名前を一致してもらわないとダメだ。
「わしゃ、もう青山ぐらいしかわからん」という人がたくさんいる。大事なのは”親近感”だ。そうなれば、応援に行ってみよう!となる。
話を戻すと、Jリーグでは今後を見据えて様々なシミュレーションが行われている。
中でも最大の懸案事項は日程の消化方法。
東京五輪・パラリンピックの動きが決まらない中で、その作業は困難を極めている。だが、いずれにせよ、水曜・土曜開催の連続となるだろう。
そうなると、話はさらに最初に戻るが、各クラブともA、B2チーム編成は当り前で、2・5チームぐらいないと話にならない。
幸い、サンフレッチェ広島はポジション間の競争が高いレベルで恒常化しており、きっといろいろなことが試されているはずだ。
城福浩監督は、常に選手との距離感を大切にしている。その時々で、どの間合いが一番適切なのか?と…
そして今は、世界も日本も平時に非ず。
百戦錬磨の城福浩監督も、有事に指揮を執るのは初めてだからそのあたりが難しい。
そんな時だからこそ、どこかのローカル枠で城福浩監督をゲストに招き、ケーキぐらい用意すればよかったかも…
もう、そんな年じゃない、と怒られそうではあるけれども、オンとオフの切り替えも必要だ。
単身、広島に乗り込み「勝負の年」として研ぎ澄ましてきた城福浩監督。FC東京、ヴァンフォーレ甲府時代に続き同一チーム3年目のシーズン、J監督通算10度目のシーズンはハッピーエンドとなるだろうか?
城福浩監督のバースデー関連コメント(3月22日に追加)
もうとにかく今は自分自身の体調を崩さない。そのスキを作らないことに注力しています。新幹線移動で2試合分やって帰ってきたら、もう体を休めるだけ。まあ家族とちょっとやりとりしたぐらいで、すごく静かな、誰からも振られない非常に平和な誕生日でした!
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