画像は閉店を控えたスポーツファンベースヒロシマ
JR広島駅とマツダスタジアムを繋ぐ通称カープロード沿線、ならびにその周辺の飲食を中心した各店はコロナの影響で危機的状況に追い込まれつつある。
広島駅ビルの全面建て替えに備えて駅ビル「アッセ」が3月31日をもって閉館したため、駅周辺の人の流れは減少した。そこにコロナ…例年なら夏休みのこの時期、集まってくる海外からの旅行客の姿もない。
極端に人の移動が減る中、公式戦上限入場者数5000人のままでは、ますます「ファン」の往来も少なくなる。
そしてきょう8月23日をもってマスコミに再三、取り上げられ(ひろスポ!では取り上げていないが…)カープファンの聖地のひとつとなっていたスポーツファンベースヒロシマが閉店する。
同店は賃貸マンションをゲストハウスに改装した施設の1階にテナントとして入居、「カープ3連覇」がかかる2018年4月にオープンした。
一時は大変な人気で交通の妨げになるお恐れもあり広島県警からの指導もあったほど。だが、マツダスタジアムでのオープン戦、並びに公式戦開催日のみオープンという形態であり、毎試合3万人以上が集まることを想定しての運営形態であったため、5000人上限枠の撤廃が見通せない中では経営が成り立たなくなったようだ。
2019年5月には同ショップの横に入り口を設ける形で建物の二階に津田恒美記念館もオープンした。しかし新型コロナウイルス感染拡大予防の必要性もありすでに4月7日から休館中で、移転先を探しているという。
なお同店の名称「ファンベース」は別の飲食複合施設の名称候補のひとつだったもので、その事情を知る関係者は「これでやっと元に戻った、せっかく考えていたのに、いきなり我々の会議に関係者の方が来て先に使われましたから」とコメントしている。
試合開催日の午後4時を回っても閑散としているカープロード、画像奥がJR広島駅方面
駅ビル隣接の広島東郵便局はすでに解体済
駅ビル本体も解体開始を待つだけとなっている