5000人上限のマツダスタジアム(画像)は試合前も閑散…
広島東洋カープでは9月15日午後、球団公式HPに、コロナ感染拡大によるプロ野球変則開催以降で初となるマツダスタジアムでの入場券販売を行うと発表した。ファン倶楽部への優先販売はない。
マツダスタジアムではすでにここまで公式戦34試合を消化。その中の最初の5試合は無観客だったため、残り29試合は上限5000人で開催されてきた。
また、きょう15日からもマツダスタジアムで中日との3連戦が上限5000人で開催される。
この上限5000人での計32試合は、年間指定席購入者へ球団が送付する代替チケットのみで開催されている。要するに「年間指定席」とは縁遠いファン、広島県外からのファン、あるいは他球団ファンの入場は非常に困難状況。そうこうしているうちに佐々岡監督1年目のシーズンは借金二桁となった。
コロナによって各球団とも様々な対応を迫られてきたが、マツダスタジアムのように年間指定席購入者のみを入場させるという方式は極めて特殊だ。
球団公式HPによれば、9月25日のDeNA戦から10月1日の巨人戦まで合計7試合については、9月25日午前11時より、球団公式HPでのみ入場券発売を行う。
これは、政府及び広島県の新型コロナウイルス感染症の対処方針の見直しにより9月19日以降の入場制限が緩和されたことを受けての措置。マツダ スタジアムでは定員の50パーセントでの開催が可能となり、観戦席数は年間指定席およそ8000席も含めての最大約16500席となる。
なお、サンフレッチェ広島ではすでに前日14日の夕方にエディオンスタジアム広島での運用を5000人から上限約7000人とすることを発表している。
プロ野球の他球団でも、12日午後の時点で「東京ドーム、9月21日から上限19000人に」「中日が観客上限を1万人に増員へ」「阪神が一、三塁アルプス席約5000席追加販売へ」などのニュースがネットにアップされている。
広スタ特命取材班