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2020年12月13日
編集部

天皇杯の福山シティFC、アルテリーヴォ和歌山も撃破!小谷野拓夢監督と選手たちの特別なクリスマスイブへ…Jリーグ勢まであと1勝

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画像は福山シティFCの小谷野拓夢監督

天皇杯JFA第100回全日本サッカー選手権大会4回戦(12月13日、広島広域公園第一球技場、観衆596人)

 

大会初出場で「打倒Jリーグ」を掲げる福山シティFC(広島県代表)がまたしても快挙を成し遂げた。JFL9位のMIOびわこ滋賀を初戦で倒して勝ち上がってきたアルテリーヴォ和歌山(和歌山県代表)に2−1のスコアで勝って5回戦に進んだ。次を突破すればいよいよ目標としてきたJリーグ勢、J3王者のブラウブリッツ秋田と対戦できる。広島県リーグ所属の福山シティFCにとって、J3は3段階上も上のリーグだ。

 

福山シティFCは1回戦で松江シティFCを、2回戦で三菱水島FCを倒して勝ち上がってきた。いずれも県リーグよりひとつ上の9つある地域リーグの中の中国リーグ勢だった。

 

中国勢を倒したことでこの日から相手は”全国区”になった。関西リーグで活躍するアルテリーヴォ和歌山は出場12回目。歴史も経験値も遥かに格上の相手で戦前には「福山シティFCはさすがに厳しいのでは?」という声も関係者の間から上がっていたが、終わってみれば”ゲームプラン通り”の快勝だった。

 

福山シティFC先発とサブメンバー

GK 平田陸
DE 帷智行、高田健吾、田中憧、徳永椋太
MF 曽我大地、磯江太勢、田口駿、隅田航、高山剛
FW 吉井佑将

サブメンバー
細田歩夢、植田涼吾、伊藤圭斗、飛田裕大、太田泰河、ソンホギョン、高橋大樹

 

10月28日、広島県みよし運動公園陸上競技場であった3回戦、三菱自動車水島FC(岡山県代表)戦では前半5分に2試合連続となるMF田口駿のゴールで先制。後半45分にはコーナーキックから途中出場のMF伊藤圭斗が決めて2−0だった。

 

それから1カ月半の調整を経て小谷野拓夢監督は天皇杯初出場となるMF高山剛をピッチに送り出し、それまで先発していたMF高橋大樹を交代要員としてスタンバイさせた。

 

試合は開始早々、福山シティFCが押し込まれる展開となり前半10分にはあわや、というシーンもあったがGK平田陸も懸命に守った。

 

前半11分、相手GKに止められたものの田口駿に強烈なシュートが飛び出し、そこから福山シティFCのボールが繋がり始めた。

 

前半14分には高山剛が相手陣内に走り込みシュートを打とうとするがうまく合わなかった。

 

福山シティFC待望の先制点は前半33分。右サイドで繋いで相手ペナルティエリアすぐ外の中央で待つFW吉井佑将に送り、そこから敵陣右サイドを突いたMF磯江太勢へ。強く低いクロスにファーサイドに走り込んだ高山剛が右足で決めてベンチの、そしてコロナ禍でもスタンドを埋めたファンの声援に応えた。

 

1−0のままハーフタイムを迎えると、先にカードを切ったのも小野拓夢監督だった。

 

後半のピッチには先制点の高山剛に代わって高橋大樹が入った。その場内アナウンスが終わるころには左から相手PA内に切り込んだ高橋大樹がPKを獲得。そのまま豪快に決めて2−0とした。

 

そのあと福山シティFCが猛攻を仕掛け、アルテリーヴォ和歌山が防戦一方の時間帯が増えた。選手交代で流れを変えにかかるアルテリーヴォ和歌山に対して福山シティFCも2、3枚目、4枚目のカードを切り(新型コロナウイルス感染拡大による過密日程対策の5人交代制)、後半22分の給水タイム明けはまたしても福山シティFCペースに…

 

しかし粘るアルテリーヴォ和歌山は後半45分の右CKからついにゴール…

 

アディショナルタイム3分の表示に最後は激しいぶつかり合いとなったがそこで小谷野拓夢監督は交代枠5人目としてMF飛田裕大を起用。自陣エリアで危ないシーンを迎えることなく守り切った。

 

シュート数は10本対10本、CKは2本対4本で相手の方が上回り結果的にはPKが勝敗を分けた。

 

 

トータルで見ていけば、福山シティFCの用意周到さが格上の相手の攻撃を封じたことになる。例えば前半22分の給水のあとアルテリーヴォ和歌山はポジションを変えてきた。が、福山シティFCは2通りのシステムチェンジに対しての対策を全員で共有することができていた。だから逆に給水から11分後に、完全に相手の守備を崩して先制点を奪うことができた。

 

試合後、高山剛は「いいクロスが来たのでそれに当てるだけだった。サポーターのみなさんの力です」と控えめだった。

 

高橋大樹がその分まで“補足”するようにコメントした。

 

「試合前、二人で活躍してチームを勝たせようと話し合った。剛の活躍を祈りながら見ていた。PKは決まることを前提に蹴っています」

 

また田中憧主将は「相手を冷静に見て対応できた。こんなにたくさん応援が集まるとは思っていなかった。点を取ったあとの歓声にしびれました。J挑戦までがんばっていきたい」と話した。

 

そんな選手たちと遠目にはあまり変わらない感じの1997年12月24日生まれの小谷野拓夢監督の試合後のコメント抜粋は以下の通り。そこで言われている通り、8月24日、同じ広島広域公園第一球技場で全広島サッカー選手権大会5連覇を目指したSRC広島を3−0で撃破して初の広島王者となり天皇杯切符を手にした時と比べて今の福山シティFCは各段に勢いを増している。

 

福井ユナイテッドFC(福井県代表)を広島広域公園第一球技場に迎える5回戦は20日にある。打倒Jの夢を繋ぐ特別なクリスマスイブとなるか…

 

 

小谷野拓夢監督の話

分析した通り、相手が前からプレッシングをしかけてきて、それに対して自分たちがどう攻撃するかが求められたゲームだった。そこを選手たちが逞しくなって慌てることなく相手のプレスをどんどん回避していく姿が見られたので全体的には良かったと思います。

 

(前半押し込まれたことについて)

ここまでくれば相手もきちっとしたチームで、必ずピンチを迎えたり自分たちの守備の時間が長くなる時が必ずくるのでそれに対する準備はきちっとしてきた。ちゃんと相手をリスペクトした上でのサッカーができたのかなと思います。

 

(1点目は)
ほんとに理想的な形で。その前に何本もチャンスを作っていたので本心を言うと決めて欲しいなというところなんですけど、でもああいういい形で決まった。しかも高山が今シーズン、天皇杯は初出場。そういった選手が決めて、最後、代わった飛田もまたベンチの選手で、全員で勝てた試合なのかなと思います。

 

(高山から高橋へのスイッチ)

もとからこういう展開は予想できたので、後半から勢いのある高橋を入れたいなというのはずっとゲームプランにあって、でも予定通りの試合運びでもう1点欲しいという時に高橋を入れたら速攻、PKを獲得したのでここまでうまくいくのかな?と感じましたけど…良かったです。

 

最後、失点してしまったんですけどアルテリーヴォさんは本当にいいチームなので、失点するだろうなと思っていたので残り5分で2点差をつけておけば勝てるだろうなと思っていたのでそこまできっちり運べたことが良かったかなと思います。

 

相手も残り15分ぐらいでもっとプレッシングに来るかと思ったんですけど、バテて足が止まっていたので、やはりそういうのは前半から繋いでいたメリットがあったかなと思います。

 

(前半最初押し込まれた)
今回は相手がどうくるか読めなかったので、前にまずシンプルでいいよ、ノーリスクでいいよと言っていたので、繋ぐよりいつもよりシンプルなシーンが増えたので失う回数も多かった。ただ自分もそう、選手もそうですけど慌てていたというより相手をまず分析する時間にしようと言っていたので狙い通りの準備だったかなと…

(選手交代)

途中で出場のソンと太田、高橋は後半頭からいく予定でいました。ゲームの流れを見て先制点が取れたので、相手がどういう風な対応を取ってくるかということに対して交代選手で流れを変えたいということで最初、高橋で行きました。

 

(次の相手は福井)

一週間しかないので分析をしっかりした上で臨みたい。福井さんはツートップがかなりいい選手なのでまた対策ができればなと思います。

 

まずは相手の強みをしっかり分析してチームで共有する。今回、押し込まれた時間帯もあったのでその時間をなくすために攻撃でもっとポゼッションすれば相手がボールを持つ時間も減るので、攻撃を磨くこともやっていきたい。

 

(中国地区を突破しての一戦について)

関西代表で多くの試練を乗り越えてきたアルテリーヴォさんに対してこういうサッカーができてなおかつ結果もついてきたことは改めて自信になるゲームだったと思います。

 

今シーズンこれから負けたらシーズンが終了してしまうという中で、ほんとに多くの方々に支えられて自分たちはプレーしていることを今回の新型コロナウイルスの影響で知ることができましたし、そういった意味も込めてより多く1勝できるように、チーム一丸となって取り組みたいと思っています。

(今チームのムードは…)

自分で言うものなんですがいいですね。いい選手が多いんで、ほんと救われてます。

 

(8月の全広島の時と比べて)
やっぱりこういう緊張感がある公式戦を乗り越えてくることがチーム作りにかなり大事で、そういった中で天皇杯という舞台での経験が少なかった。予選も含めこういう経験を積んできたことが成熟度に繋がっているのかなと思います。

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