画像はサンフレッチェ広島の宮崎市シーガイヤキャンプの模様(資料写真)
サンフレッチェ広島は1月20日、取材者のPCR検査実施の義務など新たな「取材ルール追加」を発表した。
サンフレッチェ広島は1月24日から県独自の緊急事態宣言が出ている宮崎県宮崎市で1次キャンプをスタートさせる。2月5日からは鹿児島県指宿市で2次キャンプが予定されている。そのための取材要綱は1月8日すでに発表されていた。
その中では、取材2週間前から指定の「体調管理表」に記入することが求められ、キャンプ地に2日以上滞在する場合、2日目以降は添付の行動履歴表にも記載することとなっていた。
取材時のマスクの着用は当然ながら、取材方法についても詳細が決められ、代表インタビュー制やオンラインミーティングツールZoomの活用も提示されていた。
しかし前日付(19日)でJリーグから感染防止対策を徹底するための留意事項に関する通達があったことに加え同日、クラブ初のPCR検査陽性者が選手の中から1名確認されたため、急きょきょう20日の全体練習開始を先送りにして、対応策を練ってきた。
その結果、取材陣にもより厳格な対応を求めることとなった。
具体的には、対面取材を行う場合に、取材日から2週間以内のPCR検査陰性結果の提示が義務付けられた。この場合は、インタビュアーだけでなく、撮影クルー全員(カメラマン、音声さん、ガンマイクを持つバイトちゃん)の検査結果が必要。
PCR検査を受けていない場合、インタビュー関係はオンラインでの取材のみとなる。この方式はキャンプ後の広島での取材でもそのまま継続適用される。また、対面取材を行わない場合でも、緊急事態宣言地域からキャンプ地へ入る場合や、緊急事態宣言地域のキャンプ地に入る場合には、取材日から2週間以内のPCR検査陰性結果の提示をクラブ側に行うこととなる。
日本野球機構(NPB)でも19日、12球団のキャンプ取材を行う報道各社に対し、評論家、解説者を含め、報道関係者は来訪前のPCR検査で陰性と判定された人に限る等の要望を通達した。